マジソン通りでM4を待つこと10分以上、寒い。やっと来て乗り込んだ。75の通りにある、フォイットニー美術館に群がっている人達。今日は最終日で、特別に踊ちがあったりするので、日曜に来たら良いと,係の人が言っていた。
気になって、降りてしまった。
また長い列。特別展があるというので、並んで待つこと,待つこと。金曜日はすいすいい動いたのに。
一杯の人。別の列で並んでいる人達もいる。
ようやくチケット売り場まで来て、何かあるのか?金曜日に特別展は観たのだけど。と再び訊ねると、今日が最終なので混んでいる,と言われた。チケットを20ドルで買ってまで,入る時間も惜しい。メトロポリタンに行くつもりだった。
並んで寒い思いをしただけで、メトロポリタンまで、バスは使わないで歩いた。寒さがやわらぐかと思って。
お腹は空いている。メトロポリタンのカフェで食べるつもり。
館内に入って、カフェテリアに直行。サラダバーとパンを一つ。
今回は10ドルだった。値上がりしている。小さなテーブルパン、以前は60セント。今日は1ドル80セントになっている。
美術館の運営が苦しいようだから、こういう所でお金を稼がないとやっていけないのだろう、。
入館料をまともに払っている人は少ないもの。メンバーを募っているけど、これもなかなか厳しいようだ。
私のメンバー料も、10ドル上がっていた。
メトロポリタンは、キュビズムの特別展をしている。
そこに行くと,「メンバーか?}と聞かれた。メンバーでないと、別料金になているのかもしれない。
ブラック、ピカソ、グリ、レジェの4人のキュビズム作品を取り上げている。
それぞれの作品は、色と形で違っている。
オキーフが、絵画を色と形で画くことにつきる,と言っているが、これらのキュビズムはまさに、色と形で表現される。
キュビズムは、絵画を彫刻にしようとする試みでもあるように思う。
キュービックというおもちゃがある。ぐちゃぐちゃにして、組み立て直す。
音楽の楽器を使った、ブラックは複雑に要素を組めたて、ピカソはより簡潔でシンプル。 ピカソは、エル、グレコの絵画から古典的なものを勉強していた頃、キュビズムに。
顔が長くて、セザンヌ婦人の肖像画を使ったもの。セザンヌもグレコの影響が大きいようだ、。カード遊びをする人、セザンヌ婦人の肖像画など、その典型。
セザンヌの絵画を見ると、もうこれ以上になると抽象画の領域だと思う絵だ。
ブラックとピカソは、マンマルトルの、「洗濯船」と呼ばれるアトリエで,共住していた。そこを訪れた、グリ。グリは若くして亡くなっている。力強く,エネルギッシュな絵で、惹きつけられる。レジェは独特の色使い。
彼らは議論を戦わせながら、新しいことに挑戦して行った。第一次大戦の暗い前夜から、戦争の後にかけての作品を紹介している。