だらだら坂が続く 駅までの 長い道 老大木は 冬の間 黙って 死んだように 眠っている 春が来ると、枯れていた 老大木は、眠たそうに 眼をこすりながら あくびをする と 温かな風が ふわり 渇き切っているはずの 枝から ぷっくりと 小さな、若い芽が吹き だん…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。