メトロポリタン「トーマス、ハート,ベントン」のアメリカ

  

    

ホテルの窓から、朝日を受けたマンハッタンの景色が見える。

クイーンブリッジを通って,マンハッタンに入る道と、トンネルを抜けて入る道の二つ。クイーンからのブリッジは料金がいらない。

トンネルは昔は5ドルくらいだったけど、今はもっと上がっているはず。

   

昨日は,キュビズムだけで、あとの特別展は全く見る時間がなかった。

 月曜日も開いているんが有り難い。

 ウィークデイは、マンハッタンにそのまま行けるで時間がかからない。

週末は,マンハッタンへのプラットホームが閉鎖されて、反対方向に乗って,次の駅でもどってくる。日本ではあまりないこと。

 通勤客がいないので、経費節減になる方法をとっている。

レキシントンの63ストリートで降りて,6番線の乗り変える。ト4つ通りを歩いて,乗り変える。

大きなかぼちゃが店の前に並んでいる。

ハロウィンが近い。巨大なかぼちゃも一つ。

地下鉄を乗り換え、86ストリートで降りる。地下鉄をあがると、」ウエストサンドに出てくるような建物に太陽が当たって,綺麗。

ホッパーも画に出て来る,赤煉瓦色の建物とのコントラストが良い。

美術館は、入場料を一律にすれば,随分違ってくるのだが、ワシントンでもほとんどの美術館は無料。これは国の経費が沢山使われている。 

  日本ん館で、「日本着物展」を開催中。

 私はそれよりも興味のある、「アメリカの今日」というテーマの方を先に見に行った。 トーマスハート、ベントンが、壁に画いた、一連の作品を,美術館が得て,修復しなおして、メトロポリタンのアメリカンウィングに展示されるようになった。

フレスコと油をつかっている。

 南に行って、ジョージアの綿つみを画いて依頼、彼の地方主義が絵画の中心になった。 アメリカを支えて、ここまでやってきたのは、「真面目に汗して働くものが報われる社会」だ。イギリスのピュリタン精神が受けつがれてきた。

 季節労働者達の貧しい暮らし,虐げられた人人の中から、自由平等を訴える、文学や芸術が出て来た。

 スタインベックの「怒りの葡萄」が思い浮かぶ。チャップリンの映画にも、絶え間なく働かされる労働者が画かれている。

 住主義と平等主義を訴えた知識人達は、赤狩りと呼ばれる迫害にあい、アメリカから追われる人もいた。

  ポラックは、ベントンの教え子で、ベントンと共に作品を作っていてたが、アル中になってから、ベントンから距離をおき、ポラック派抽画に。

 しかし、その精神は受け継がれている。

 

 この展示会のそばに、アメリカの調度品や18世紀の館の一部などを展示している中に、

素敵な部屋があった。シンプルで、落ちついた部屋は、フランクライトの館を移築したものだった。

 ライトの建築は、日本でもいくる。神戸や芦屋にも。淀綱記念館は良く知られている,ライトの建築だ。

 ミネソタの家に、私は行ったことがあって、その家が火事にあった。

そのミネソタの家の内部がここにある。

 ライトの家を訪れた時の感動は,私の貴重な宝になっている。

そこから、扉を経て,日本館になっていた。

 よくもこんなに綺麗に保存して,大切にしているものだなあ、と思う。

 火消しの装束は,燃えないように,針を打つくけて,何重にも布を使って作っている。

綿入れをキリティグにしたようなもので、そこに,粋な模様をあしらっている。

 打ち掛けなど、玉三郎が喜びそうな着物が,江戸時代のもの。

 この辺で,睡魔が襲って来て、堅いベンチの上で、座り込んだら、そのままこっくり。

眠たいとどこででも寝られるものだということも経験。

 美術館の中で,居眠りは常習になっている。ちょっと眠ると、あとまたすっきり動けるけれど、朦朧としてくるとだめ。

あと、写真展と、ざっと、絵画を見て、出て来た。