頑張ってはみたけれど

       

  電車の中で読むくらいなら、どおってことないのだが、

本の虫が動き出すと、肩に荷を背負ったようになり、肩の凝りと

並行して、吐き気や眩暈の症状が出てきた。

 右手のしびれも出て来た。目がかすみ、しばらく治まっていた

ドライアイも。

沢山の本を借りて、五木寛之に対抗して読書に精出し始めたら

この始末。

せっせとコナミに通って水中を歩いたくらいでは、何の効果もないの

だろうか。

昨夜、アメリカ行きの飛行機を予約した。

 5月の末から歯科の予約が一つに一回のペースになる。

6月は南座彦根の歌舞伎、それに、松竹座にも行くので、その合間を縫って

一度、アメリカに飛ぼうと思った。

 6月から、ニューヨークのアパートが空くと言っていたので、6月の末からのニューヨーク行も予約した。こちらのほうは、700円の予約抑えの料金を払って、3日間の保留が出来るというもの。

 その日だけ、安いのがあったから。

夜中の2時まで、ネットで調べていたのもよくなかった。

アメリカにするか、ヨーロッパにするか、安い飛行機のある飛行機会社を探して、この2,3日ネットに集中する時間があったのも、眼に来ている。

 五木寛之の「旅のパンセ」という本はまだ読んでいないのだけど、このタイトルをみただけで、旅がしたいという思いがふつふつと湧いてくる。

 ポルトガルにまた行きたい。シチリアにも、アイルランドにも行っていない。

 カサブランカやアフリカも素晴らしいだろうな。

友人のブログを見せてもらっていると、オーランジュリーにある、モネの水連の部屋が浮かんできた。四季折々の庭。

写真に見る藤棚のなんと美しいこと。

主のいない庭の藤は、年ごとに太くなり、花を増やし美しく成長している。

モネがいた静けさは存在しないけれど、ジャルダンとして多くの人を驚嘆させ、なごませている。

7月から8月にかけての、プロバンスも好き。ひまわり畑とアルルの祭り、そして大好きなアビニヨンの演劇祭。

ことしこそ、行きたいなあ。旅に出ると、これらの症状がうそみたいに良くなるのは、

ストレスからの解消だけではなかった。

勉強していた頃、ずっとこの眩暈と首の不調に悩まされていた。

その原因は、これだった。首を垂れて本を読むことにあった。目の疲れにあった。

頭痛も吐き気も、これが原因だった。

今から治療が始まるテンプレートは、こういう症状が緩和されるというものらしい。

 いくらでも本が読めて、眩暈がおこらなくなれば、肩の凝りが解消されれば、嬉しいけど、果たして?

今朝、息子に、アメリカ行きの飛行機の報告をすると、6月30日に借りてが出ると言っているけど、わからないという。

700円にしておいてよかった。、一週間の保留は900円。これは没収されるだけのお金だから。

 あの安い飛行機運賃はキャンセルしたら、もうないだろうが、行先を変えることも出来る。ニューヨークのアパートは完全に借りてが出て行ってから考えればよいだろう。