夜の待ち合わせ

 

     

  

 夜、友人と待ち合わせをしていた。

歯科に昼から予約していたので、そのまま、時間を潰そうと思った。

心斎橋の美容室に電話したら、今からだったら、というので、地下鉄に。

その美容室は、クーポンを買って行った所で、感じが良く、5月まで使える、割引チケットをもらったので、これで3回目。二回目に、パーマをあてたら、ほとんどあたらなかったので、そのことをいうと、今度は少ししっかりあてますと言われた。

少し切った方が、ボリウムでますと言って、出来上がった頭を見て、泣きそう。

あまりに、おばはんなのでぞっとする。

美容室を出て、ホテル日航のトイレにかけこみ、水をつけて、くしゃくしゃにすると、まだましに見える。

けれど、髪の短さが悲しい。1か月もすれば、少しは見られるようになるだろう。何を言っても取りかえしつかない頭だから、気を取り直して、心斎橋をぶらぶら歩いて、買い物しながら、梅田に戻った。

メールが入っていて、約束できていると思ってたのに、相手は、「7時まで連絡待ってます。」と書いている。

7時半の約束なのに、なにかあったのか、用事が早く終わったのだろうか?

返事のメールをしても、向こうからは返信なし。

約束の時間を30分すぎるまで、立って待っていたけれど、夜の8時なので、もうこれから来ることはないだろうと思って、諦めた。

気の短い人は、自分で思い込んで、さっさと片付けるくせがあるのではないかなと思う。

どこで、何時に、と指定されていれば、一応、その時間に、其の現場に行って欲しい。

それ以外に、行き場所はないし、かってに帰ることはしないのだから。

私が、旅行でも行ったのか、と思ったと書いて来た。

携帯などの連絡に頼るようになって、それが確かだを思いこむのは、危険だ。

携帯を忘れている場合もあるし、電波の都合で、すぐに送れなくて、留まっている場合もあるらしい。

今朝、ドコモに電話して、メールの受信、送信に問題がないか、見てもらった時に、そういうことを言われた。

お腹は空いているし、我慢しながら待っている辛さ。

でも、良い事もあった。

お腹が空きすぎて、このままコナミに行けないので、三番街の地下に降りると、

新しい店が出来ていた。

ガーデンズにもあって、いつも並んで待っている回転すしの店≪大起水産」が、持ち帰りの売り場の横に、7席あるかないかの、カウンターで鮨が食べられるようんなっている。

しばらく待って、席が空いたので、上寿司定食780円というのを注文した。

そこは、500円から、高くても1200円までで、味噌汁もついている。

お腹が空いていて、とても美味しかった。隣の男の人は、200円の生ビールと、竹つつに入ったお酒100円を注文して飲んでいた。まぐろずくし980円、と、ビールとの合い生が抜群と書いている。

安いのに驚き。いつもは、随分待つのだろう。

お腹が膨れると、気持ちは軽くなるものにも驚き。

コナミで、運動する時間ができたのも、待ち合わせにすっぽかされたおかげでもある。

良い事と悪い事は、表裏一体合だと、いつも思う。