プーシキン美術館展と西村屋のかにちらし

JR尼崎で待ち合わせて、映画「ダイアナ」を観てから、JRで三宮に出て、西村屋で、蟹鮨を食べ、それから市立博物館で開催中の、プーシキン美術館展に行きました。

映画と美術館と、お目当ての、蟹チラシの3本たてをこなすためには、こういう方法を取らざるを得なかったから。

「ダイアナ」は、これが真実の話だとしたら、パキスタン人の医者との真実の恋があり、心臓外科の医者に感化されて、中東への訪問や、地雷撲滅運動、募金集めなどを精力的に

活動していたのだということを知るわけだ。

地中海クルーズでの、写真は、医者の心を引き寄せたいがための工作であって、その延長線上に、リッツホテルから出て、パパラッチに追いかけられ、無残な自動車事故で亡くなるという悲劇の結末を迎える。

 宮殿の隣にある、病院に勤める外科手術の名医との恋は、周りの人達は周知のことだったので、その証言を集めて、あの映画が出来たのだろうか?

 パキスタン人の医者も、亡くなった人もイスラムの人。

その事故の当時、従妹から聞いた話では、事故現場は、とても事故が起こりそうにない場所だとか。最近になって、ダイアナは殺害されたという話題がまた再燃していた。

 三宮でも上映しているけれど、12時からだったので、西村屋のランチを食べられないので、尼崎で映画を見ることになったわけで、JRの交通費は、馬鹿にならない。

 西村屋のかにちらしは、ものすごく美味しくて、大食いの私達には、量が足りない感じ

なので、次に来た時に食べるものを想像してしまう。+

 神戸のことはまったく知らない友人は、どこをどう歩いたら良いのかもさっぱりわからないので、来れば、センター街を歩いて、元町へ行くくらいだとか。

 神戸市立博物館で開催中のプーシキン美術館展は、画家の初期に作品などや、珍しい絵画が出品されていて、興味深かった。

 ルノワールの可愛い女性の絵画がポスターになっているが、ルノワールの数々の絵画の中でも、可愛さのあまり、引き込まれる秀作だと思う。

 中でも、ルソーの絵画は、有名な美術館でも、わずか一点あるかないかのもので、

しかも、アポリネールとサンローランのカップルを描いたものなので、これを見るだけでも、1500円の入場料の価値は十分だと思う。

 サンローランに失恋したアポリネールの仲睦まじい頃の絵画で、その後、ショパンに走ったサンローラン、ショパンと冬のマジョルカに、ショパンの療養をかねて滞在する。

そこで生まれた、雨だれ。

アポリネールの「ミラボー橋」という美しい詩。

そんなことに思いを馳せながら。

セザンヌピカソ絵画も、見逃せない。

美術館を出て、喫茶でお茶とケーキを、ということで、センター街のモロゾフに。

煙草くさいのは苦手なので、喫茶店は嫌だし、モロゾフなら、プリンもケーキも美味しい

し、値段も手頃なので、待っている人もいたけれど、前のカップルがしびれをきらして、出て行ったので、私達はすぐに座れた。

 へんな所で、けちるね、と友人が笑う。

私がコーヒーをやめて、プリンだけにしたから。

 この前、別の人と来た時に、モロゾフのプリンを教えてもらった。

 525円で、これは値打ちもの。アイスクリームと果物までついて、大きなプリンは

食べ応えがある。プリンはお水が良くあう。ケーキならコーヒーがいるけど。

 カウンター席しかない所と違って、このモロゾフは、ゆったりの空間があって、煙草の匂いはしないし、気にいっている。