映画から離れられない「マラソンマン」

    

  最近、また夜更かしの習慣が戻ってしまった。

昨夜は、ジャック、ニコルソンとジェシカ、ラング主演の「郵便配達は2度ベルを鳴らす」を見て、深夜はダスティンホフマンの若い頃の「マラソンマン」

を見てしまった。名優と歌われた、ローレンス、オリビエが、「遠い太鼓」や「海辺の家」のケビン、クラインに似ていて、時代が違うので、誰だろうと、最初わからなかった。 すごく面白い作品で、良く出来ている。

ゴッドファーザー」のマーロンブランド、若くてハンサムなアル、パチーノ。この映画は何度見ても、引き込まれる名作で、

時代の変遷と共に、3部作が撮られたので、人物の変化も、興味深い。

 この週末か、来週に3部作を一挙上映するようだ。

座っているのがつらいので、時々立って、ストレッチをしたり、ラジオ体操の

真似事をしたしながら。

 寝不足が、身体に良くないのだけれど、テレビはつまらないので、CSの映画番組

にチャンネルを回すと、4局の映画番組の中から、必ずと言っていいほど、興味のある映画をやっている。

 コナミで話をした老婦人は、毎晩寝るのは2時だとか。

昨日、母の所からコナミに行く途中、聞いていた場所に、円形のタイル造りのコンクリートの建物がすぐにわかった。

山手幹線に沿って、角だからとてもわかりやすい、お洒落で綺麗な建物です、と言っておられたのが、その通り。

いつもその道を通るのに、まったくわからないもので、聞いて初めて目についた。

 道の反対側なので、当然だけど、その反対側にある、池田銀行も気が付かなかった。

こんな所に銀行があったのだ、と初めて目に入った。

何度となく、通っている道なのだけど、見ようと思わなければ、物は見えないものなのだ。

つまり、興味がなければ。

 昨日、母の部屋に入ると、弟から、妹からの花で、タンスの上が華やかだった。

 「今日は3階で、お歌のボランティアと一緒に歌っておられます。」というので、部屋で

待っていたら、母は係の人に連れられて、帰って来た。

 いつもの嬉しい歓迎の後に、

「もうどこにも行ったらだめ。寂しいから、ここに一緒にいましょ。寂しいわ。」

と言われ、なんともつらくなった。

母がそんなに、寂しいのかと、心が痛む。

しばらくして母に

「お母さんは寂しいの?」と聞くと

「ちっとも私は寂しくないわよ。」とケロっとした顔。

寂しいのは、私のことだった。帰ったら危ないから、死んでしまうよ、と言って心配してくれるのはいつものことなのだけど。

 ここなら安心だから、あなたは寂しいのだから、ここに来れば良いのよ、という

意味だったのだとわかった。

やれやれ、ほっとした。母を可愛そうな目に会わしている、という自責の念に囚われて

辛かったのだけど、その反対だった。