大阪国際美術館〈美の饗演」

    

 

大阪国際美術館で開催中の、〈美の饗演〉を観に行きました。

http://www.nmao.go.jp/exhibition/

この美術館は、結構不便な場所に建っています。

京阪の渡辺橋からは、徒歩5分と近いけれど、梅田から行くとなると、

リーガロイヤルホテルへの無料バスにのせてもらって、そこから歩くか。

身障者手帳を持っている人は、付き添い一人まで、無料という、美術館には、

友人にご足労願って、私は付き添いで便乗させてもらうという姑息な考え。

でも、そのおかげで、一人では、借りない、解説ガイドを、借りて、聞きながら

絵を見ていくと、絵の見方など勉強になって、なかなか面白いのです。

特に、抽象画は。

美の饗演、と題して、関西の6つの美術館が所蔵しているものを、集めての饗演。

日本も、乏しい財源の中から、がんばって、購入しているのだなあ、と感心しました。

国際美術館は、大きなパネル用に、空間を広く取っているので、抽象画や、造形物の展示に向いていて、しかも、立地の不便さもあってか、空いているので、私は好きな美術館です。

ここに来ると、いつも思うのは、パリで40年以上も、大きなパネルに向かいながら、抽象画を描き続けた、吉田さんのことです。

生前、国際美術館に、絵画を納入する話が出ている、という話をされていました。

この国際美術館か、次にできる、大阪市立美術館に。

いつか、そうなれば良いなあ、と思いながら、国際美術館を後にします。

同時開催の、ピカソの版画は、見ないで。

美術館に来ると疲れる友人に、合わせて。

 それもまた、良いのです。生活の中に、非日常が入っているという感覚。

お正月に、持って行った、イカリのローストビーフが、美味しかったという

ご主人の為に、イカリで買い物をして帰るというので、大阪駅のイカリの店に

案内しました。

神戸の友人が、先日、「イカリで買うのよ。全部じゃないけど。

美味しいね、と主人と言いながら。二人だから、食事くらいは、美味しいもの食べようよ、と。」

同じこと言っているなあ、と思う。

美術館に同行を頼む友人も、ご主人と二人暮らし。

美食、美酒がにうるさいご主人が、「不味いもの食べたら、一食損したみたいだ。あと何回、食べられるかと思うと。」

 「甘いもの食べなかったのに、最近は食べるようになった。」というご主人に、

イカリの、桜ロールケーキは美味しいよ、私のお勧め。季節だけの限定の。