木枯らしが吹く季節が、秋を越して、ひとっ飛びでやってきたような寒さ。
年に一度、北野坂を歩いて、松野真理さんの個展に行きました。
初日には、沢山のお客様があったよう。
話をする時間もないだろう、と思って、空いて居そうな中日にお邪魔しました。
昼頃行って、それから映画をみるつもりでしたが、夕方まで、おしゃべりしたり、ワインをいただいたり。
真理さんのお母さんは、ほんと、お元気な方で、私は、うっかりして、同年代であることが頭になくて、
叔母の寝たきり状態の話を、してしまって、とんでもない事を言ってしまった、と後で後悔。
真理さんの作品は、初期の頃から、見ています。
アルバムに収められた、作品を見ていると、その変遷が良くわかる。私の手元にある作品は、デッサン、銅版画、油絵がほとんどです。
その頃、大阪のギャラリーの方に案内状を出したりしてて、早速見に来らた時の、言葉が、
「もっと大胆に伸び伸びと描かれたら。」と言われたのですが、
今や、彼女の作品は、そのものになっている。
明るくて、大胆で、のびのびした作品の数々。
それも良し。若い頃の、どこか屈折したようで、堅さはあるけれど、心を惹かれる作品も、アルバムを見ていると、良いなあ、と思って。もう、描けない、若い頃の、苦しみや悩み多い頃の。
アルバムに載ってなかった、作品の、油絵。 随分以前の。
ギャラリー北野坂 で、この日曜日まで開催中。