心配は的中して、デイトンからシカゴ行きの飛行機が,大幅に遅れた。
乗り継ぎ便の,フランクフルト行きには、乗れない。
カウンターに先を越された夫婦が、フランクフルトに、と聞こえた。
私も,と言ったが、待て、とデブの係の男の人が言う。
今日中は無理、という言葉が聞こえた。
訊ねた乗客は、「ビジネス」とか言っているが、内容までわからない。
探し回ったあげくに、なんとか、今夜のうちに乗れそうな感じだ。
私は,横にいる女性の係に、チケットを見せてた。
6時25分発のフランクフルト行きに変わった。フランクフルトからローマへも当然変わる。ローマに着くのは,午後になる。
荷物が着くか心配だ。乗る便が変わって、しかも、ヨーロッパを飛行機変えて、 ローマまで運ばれることになる。もう、これ以外、出来ないのだから、じたばたしても仕方がない。
お昼食べていないので、お腹が空いている。
大きなサンドイッチを買って食べる気にならないので、チョコを買った。
これでもしばらくはお腹が持つ。
待ちくたびれているのに、他の乗客は案外涼しい顔をしている。
シカゴの悪天候は、いつものことなのか。
小型飛行機は、飛べないことがあたりまえなのか。
アメリカ経由で、ヨーロッパに行くのは、相当冒険だ、とわかった。
ニューヨークとか、ワシントンなら、そのまま直通の飛行機が沢山あるけど、 オハイオのそのまた、小さな空港から、乗り継ぎで行くのは、やめた方が無難だ。
日本から、直行が理想だけど、成田から、というと、信頼出来る気がする。マイルためるために,アメリカ経由で、ヨーロッパまで足をのばす結果となった。
はやく、100万マイル達成したい。体力が付いていく間に。
デイトンで,身体が冷えすぎて、何度トイレに行ったことだろう。
待っている間、眠くて、こあえるのに必死だったから、シカゴ行きの飛行機にやっと乗れた時には、寝ることが出来た。でも、20分くらいだと思う,寝てたのは。
昨晩は,夜通し、窓の外の暗さを見ていたように思う。
時には、うつうつしていたのだろうが、寝ていない。
シカゴに着くと、美味しそうな寿司バーがあった。
ああ、食べたい。カリフォルニアロール、も美味しそう。お腹が空いているから、誘惑が激しい。
息子が働いて、昼食に、残り物のおにぎりを食べて、夜遅くまで働いていることを思うと、食べる気になれない。
親は、子供に食べさせたくて、自分は食べない。それで幸せなのだから、それが良い。
シカゴには、ラウンジがあるので、そこで、クラッカーとチーズでお腹を持たせた。UAは、サービス悪くて、簡単なスマックと、バナナ、りんごに飲みものだけしか置いていない。
以前は、クッキーとか、簡単なケーキまがいのものがあったけど、いつのまにか消えた。