飲茶とアウトレット

   

  アウトレットに連れて行ってもらった。その前に、昼食は、飲茶。シンシナティーには、美味しいお店があり、モールも、都会的に充実している。

  ドライブをする限り、一面、広い、広すぎるくらい、広い。ドライブ道路も広いけれど、ガードレールがなく、間に広い野原が続いている。

 トウモロコシ畑が沢山あって、よく手入れされた緑の芝生の奥の方に、平屋の一軒屋、がぽつんぽつんと続く。

 これほどの広さを持つアメリカだから、移民をいくら受け入れても良いのでは、と思う。食べ物が出来れば、生きていける。自給自足の生活が,アメリカでは出来るのだから。

 車は、昔のように、おんぼろは、走っていない。新車が目だつ。

 駐車場に停めているのは、ホンダ、トヨタ、が多い。工場があるからだろう。

トヨタ、カムリ

 トヨタプリウスもけっこう走っていた。

  道路が広く、トルネイドに巻き込まれる危険が多い地域だから、安定した,大きさのある車を撰ぶほうが安全だろう。

 トヨタのカムリは、大きいと思うが、燃費が良いらしい。ヒュンダイという韓国車が人気だと言われているが、この地域で、高級の部類に入る,日本車が多いのは、比較的生活の安定した人達が住んでいる事を示している。

 タウンハウスなどのレントにも、審査があって、収入と職業が考慮されるとのこと。

 デイトンのダウンタウンは、治安が悪く、廃墟になっている所もあって、郊外に住む人達は、近づかない。

 だから、シンシナティーまで、出かける。

  

 飲茶は、ボストンやニューヨークよりも美味しい店。値段も安い。

  その店は、会社に勤めている人達からの情報によって知ったらしい。

 中国茶は、多分、茉莉花茶だと思う。花の乾燥したものが、入っていて、ジャスミンに似ているけれど、もっと美味しい。

  ししゃもの揚げ物、海老、蟹の爪の揚げ物、私は食べられない、牛肉の胃袋、焼きめし、焼売など、どれも日本人好みに出来ている。

 アウトレットに着くと、連絡用に、子供の携帯を借りて、ポケットに入れ、別々に物色することにして、私は、ラルフ、ローレンとコーチに行くと言っていた。

 ラルフローレンで、妹の子供達の服を撰んで、コーチで長財布を買おうと、長々撰んでいた。その間に、携帯に連絡が入らないか、時々、服のポケットに手をやっていたのだけれど、店の音楽で聞こえなかったようで、息子が探しに来てくれた。

 7回も呼び出ししていたのが、まったくわからなかった。

 アウトレットを出て、スーパーマーケットで、夜の食材を買い込んで、帰った。

 生ハムスライスしたもの、海老のカクテル、ホタテ、牛肉、オリーブオイルにワインビネガー、ワインに、オリーブ、チーズ、コールスローサラダ、トーモロコシ、野菜、お菓子など、など、支払いは120ドルくらい。

 生ハムは、これまで食べた中でも、トップ級の美味しさ。

 海老がだめで、なんお味もしない。パリの海老は素晴らしい味なので、こんな海老があるか、と思われるくらい不味い。

 どこから来るのか、冷凍には間違いないけど、それでもまだ味があるものだ。

コールスローサラダは、すぐになくなって、野菜サラダはたっぷり作って、トーモロコシは、連日,食べている。

 散々、食べて、その後、私はソー麺が食べたくなって、一束だけ作った。

 他の人達は、ずっと後になってから、お茶漬けを食べていた。昨晩の残りの鮭と海苔茶漬けを乗せて。