お盆で閑散のコナミ

 

    

 叔母を、豊中の病院に見舞って、2時間以上、従姉妹と3人でおしゃべりしてから、コナミに行くと、お盆なので、プールはほとんど人がいなくて、歩行用のプールゾーンは広々として、わずかにいた人もあがると、私一人。

 ジャグジーも、私一人。寂しすぎるなあ、と思っていたら、時々、話をする女性が、泳ぎ終わって、ジャクジーに。

 いつもは、車なので、時間なくて、話しないで、黙々と予定をこなして帰ってくるのだけれど、電車なので、ジャグジーにゆっくりつかって、話も出来た。

 その女性は、とてもスマートで、洋服の趣味が素敵で、かっこいいなあ、といつも思っている。泳いだら、あんなになれるかな、としばらくは泳いでいたけど、鼻炎でお手あげ。またちんたら、ちんたら、歩いている。

 私はプールから帰るのが、夜の9時。それから食べるのが、一番良くないと言われた。 その人は、5時に食べて、プールで泳ぎ、帰ると、水気だけしか取らないそう。

 早く食べて来られたら、と言われるけど、その時間は、母の所にいる。

 母が6時の夕食に行く頃、私は帰るようにしているので、その前になると、4時までに夕食、それは無理。

 私のお腹と胃が、へっこまないのは、遅い夕食と、その後、ソファーに寝転んでいるからなんだけど、運動して、お腹が空いて、お酒で疲れが出て、眠くなるというパターンは、当然のこと。

 プールに行かない方が、スタイルにはましなのだ。

 一年で1キロづつ4年でスマートになった友人を目標にしているので、あまり切羽詰まってはいないけれど、この繰り返しでは、とてもだめそう。

 お風呂の中で、二人の女性が話をしている。一人がしゃべり、もう一人が、まるで漫才の相打ちをうつみたいに、オウム返しで同調している。

 私は、確かに、と納得で聞いていた。

 しゃべっている女性は、一人暮らしのようで、時々4人の女性が集まって、麻雀をしている。

 女性達を招待すると、念を入れて、掃除をする。女性の目は厳しいから。男性だと気にしないけど、とか言って、客が来ないと、いいかげんな掃除で暮らしているから、来てもらわないと、怠け癖がつくとしゃべっている。

 私は、「ふんふん、そうだ。うちの汚さ、」納得。

 次に、着物の話になって、捨てられない、という話題がエスカレートしている。

  「皆、お金を出して買ったまのでしょ。大島なんて、何十万でしょ。あの当時のお金 でいえば、すごい大金ですもの。お洋服だって、袖を通していないものもあるでしょ。勿体なくて。誰も着てくれませんのは、わかっているから、処分しない。」

 「そう、一度も来た事ないもの、ありますとも。ほんと。誰も着ませんよ。捨てようかなと思って、また踏みとどまったり。なかなか捨てられません。」

 しばらくは、大人しくしらんふりして聞いていたのが、おもわず、笑ってしまった。

 ほんと、私も同じ。一旦はごみに、と入れていたものを、夜には、やっぱ、まだ」で引き出したりしているこの頃。

 思いっきりが悪いな、と自分で嫌になるけど、いずくも同じ、秋の夕暮れなんだ。