京都で花見

 

 

毎年、友人が開く、お花見には、行けなかったけれど、私もお花見、京都に。

 お天気がすごく良くて、京都は、とても暖かかった。

歩いていると、上着を脱ぎたくなるくらい。

  お花見、といっても、河原町近く、9分咲きの桜を賞味して、京都で昼間もやっている、酒屋の居酒屋に。

 いつもは、人が入っているのに、がらんとしている。

 この店は、近くに、京都の台所、錦市場を控えているので、生きの良い魚と、京野菜の料理を、安価で提供していて、お一人3時間まで、の制限があるくらい、いつも賑わっている。

 料理の種類も豊富で、昼過ぎであるのに、もう売り切れのものも出てくる。

 三河産のうなぎ、丹波の竹の子、どこどこの、と明記までしてくれていて、天ぷらなどの油も、随時変えているのか、新鮮で、薄くからっとあがっくる。

 お料理の味も悪くない。大阪の、「酒場、やまと」よりも、素材が良いし、京都の薄味が基本になっているので、いくら食べても、どこに入ったの?という感じで、胃の負担にならない。

  私が、つまらないころばかり話すものだから、聞き手の友人は、酒も料理も不味いとぼやいていて、申し訳なかった。

 友人が開く恒例のお花見に参加しなくて良かった。昼からビールやワインを飲めば、楽しい話だったら良いけど、面白くない話をしてしまったら迷惑だもの。

 どうにもならない話なのに、聞いてもらえる人がいないと、これもどうにもならなくて。 私の方は、気持ちが楽になりたいので、話すのだけど、相手は、酒が不味くなる。

  ああ、またやってしまった、と後悔する。

 お酒も随分飲んだはずだけど、お腹はまだなにか入るね、という状態で、知恩院の方に歩いて行く。 こちらの方が、空いていて、300円で庭園の、しだれ桜を見ることが出来るので、中に入ったら、人が少なくて、のんびりと、見事な、しだれ桜を鑑賞出来た。

 記念撮影をする人に、友人は、写真撮りましょうか、と一緒の写真を撮ってあげている。

  撮ってもらった人達は、できばえを確かめて、わあ、良く撮れている、と喜ぶ人も。

 カメラの撮し方が問題で、カメラに凝っている人だけの結果は写真に出る。シャイな人だから、お酒入っているので、気軽に、言えたのだろう。撮ってあげたいなあ、と思っても、なかなか口に出せない人だから。お酒の深飲みが効をそうしたわけだ。

 丸山公園にも、有名な、しだれ桜がある。桜の季節に、丸山に足を踏み入れることがなかったのに、知恩院のしだれ桜が呼び水になって、そちらの方に行くと、縁日が出て、

 ビニールシートが、一面に貼ってあって、花見の宴をやっている人でごった返している。

 歩くのもおぼつかない。やっとしだれ桜の所に来たら、囲いがあって、遠くから、しだれ桜を見物するようになっている。

 でも、綺麗だ。 これがそうなの? いつも花のない時しかみたことないので、古木のしだれ桜の貫禄を見せてもらった。

 丸山公園から、抜け出て、四条河原町までの道がまた、混んでいて。

 酒に酔い、人に酔って、混むからと、早々に別れて、阪急駅に行くと、すでにそういう人達なのか、一杯列んでいるて、座れそうにない。

 前の方まで探したら、長い壁になっている所だけ、並べないので、人が少ない。そこで待って、なんとか座れたが、発車する時には、超満員。

 頭痛がしてきて、梅田で降りて、茶屋町コナミに。西宮が、競技会で休みなので、

そういうときだけ、他の施設が使える。疲れていたし、途中下車だし、お風呂の用意は持っていたが、このまま帰ろうかと思っていた。肩がぱんぱんに凝っているので、茶屋町コナミにある、赤外線のサウナで楽になるのではないかと思ったから。

  終了まで、1時間あるので、タオルを借りて、赤外線のサウナに20分ほど入ると、

身体が軽くなった。このサウナは、幾つも赤外線をはめ込んだ部屋で、じっとしていると、暖かく、熱くなってくる。汗がポタポタ出て来て、身体の中の重金属が出て行く感じ。

 人が5人も入ると、息するのが、苦しいと感じるので、それが嫌だけど、誰もいなかったので、楽だった。お花見で、空いていたので、ラッキーだった。