西天満「寿司 英」

 

  

 西天満は、法務局があり、界隈に法律事務所が多い。

 この辺りには、洒落た、食事の出来る店があると聞いていたけれど、梅田からは、歩いて20分ぐらいあるので、足がむかなかったが、グルーポンで、鮨のクーポンを買っていたので、寒い中、行ってみた。

 鮨8貫と赤だし、生ビール2杯ついての3000円に少し足らない額だった。

 ヒルトンの源氏で、料理長をしていたという店主が、どの人なのかわからない。

 

二人で切り盛りしている店で、カウンターだけの小さな店の風情だけど、二階にテーブル席があるのだそう。

 4軒長屋のようにならんでいる店の秘一つで、角の店を間違って覗いて、お隣です、と言われた。

 一階のカウンター席の奥に3人の客がいた。お造りがカウンターに載っていて、わいわいと話をしている。どうも、この人達は、弁護士か、そのあたり。

 お任せなのか、カウンターの中で、板前さんが、せっせと次の運ぶ料理を作っている。 お酒の種類は、こだわりを見せて、春鹿、呉春、などと、焼酎にうるさい人が喜びそうな品揃えが列んでいる。

 サントリープレミアムの生だから、ビールも美味しい。

 料理が酒を選ぶという。ビールが出て、のどの渇きを潤して、突き出しの野菜の酢の物はしゃりとして新鮮で美味しい。

 鮨のガリが、そんぞそこらのガリとちがって、美味しい。勿論手作りに違いない。

 品書きは?と聞くと、ないものが多いので、とのこと。

 まだ7時だから、売り切れはないだろうが、と思うが、寒いので、仕入を抑えたのではないかと私の推測。

 人肌の鮨米は小さく、上品な鮨の形で、ネタを吟味した鮨は、とても美味しい。

 いつのまに、8貫カウンターに乗ったのか、覚えないままに、金目鯛の煮付けを勧められて、頼むと、奥の3人に作るのと同じ物で、まことに上品な器に、わずかに盛られた金目鯛の煮付けだった。

 鮨をいくつか、注文した中に、8貫分のものが混じっていたのだろう。

 ぬる燗を2本追加して、追加の支払いは3800円だった。

 これを正式に支払うと、16000円。とすると、やはり、私ら、気楽に来れる店ではありません。

 

 江戸前の鮨は、こういうもので、食べるというよりも、つまむもの。酒のあてにして、楽しむものだろうな、と思いながら、とトボトボと帰って来た。

昼のランチは、850円だとか。カウンター席は、全部で10席ほどなので、20分かけて歩いて来ても、満席で食べられない可能性は大きい。

ちなみに、表に貼っていた、お品書きは、高くないけれど、注文してもないものが多そう。 日によるのかも。

 

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