法善寺横町でふぐ料理を食べて、御堂筋を歩く

 

 時差ぼけなのか、夜中、起きている。

友人の誕生祝いに、道頓堀の、さと寿司半で、ふぐ料理。

 冬場、一二度は食べたい、ふぐ料理。

 本当に美味しいふぐを食べるのなら、黑門町に行かねばならない所だけど。

 でもまだ、この店は、ほかのさと寿司半よりは、高級なのだ。

もともとは、すし半という店で、寿司の専門店だった。

 法善寺横町の周辺には、ふぐを売り物にしている店が、何軒かある。

 この店も、昔から、ふぐの店でもあった。

 コースは、8400円が最高で、デザートまで。

 6300円のコースで、充分だと思う。

  突き出し、てっさ、湯引き、からあげ、ふぐ鍋に、お雑炊。

 

私は海外から帰ったばかりで、一人でしゃべりっぱなし。

 2月の末から、パリのアパートが空くから、借りないか?と言われている

のだけど、弟や妹に気が引けるし、息子はいつ帰ってくるかわからないし、車検だし、税金の申告もしなきゃいけないし。

 相当つまらない話ばかり、聞いてもらいながら、ふぐ料理を食べていたら、

私は、味がさっぱりわからないままで。

 お酒は結構飲んで、酔ってしまった。

難波から、御堂筋を歩いきながら、またしゃべっている。

 酔いが冷めて行くのが、気持ち良く、本町の喫茶店で、コーヒーとマロンケーキを食べて、私は、しゃべりっぱなし。

 淀屋橋で別れて、中之島を歩くと、市庁の前を取り囲んで、デモの人達が、拡声器で怒鳴っている人について、声をあげて、抗議のシュピレスコール。

 警官が多数出て、取り押さえようとしている人達は、軍国旗を持って、デモ隊に罵倒の拡声。

 デモ参加者は、教師達のよう。

 教育基本条例は、いらない。

 教員基本条例はいらない。

日の丸はいらない。

 橋下もついでにいらないいらない。

 教育基本条例に反対する人達のデモに、右翼団体の人達が、デモを潰そうとしていたのだろう。

 カメラが向けられ、インタビューをするテレビマン。

日曜日だけど、橋本市長は中に居て、仕事をしているのかしら。

考えてみおれば、大阪は、無駄を良しとしてきた、遊び心を大切にしてきた町。

イギリスよりも、フランスに近く、ラテン的な町だな、と思う。

イタリアやギリシャにも近い町。