尾道

   

 尾道は、林芙美子の小説「放浪記」と切り離せない町だけど、多くの文人達が愛した町でもある。

 尾道の景色に惹かれて、スケッチの場所に選んだ、画家達。

 尾道は、空襲にあわなかったので、昔の面影を残している。

  ケーブルが、千光寺公園まで通っているので、ケーブルを使えば、楽に山頂まで行けるけれど、石段を歩きながら、千光寺まで、ゆっくりと景色を楽しみながら行くほうが情緒があるだろう。

 林芙美子の家は、文学館になっている。庭から、瀬戸内が見える。

 温暖で、柔らかな日差しを受けて、林芙美子が執筆していたのだろう。森光子演ず,芙美子が、作品作りに追われて、寝る時間もなく、文机でうたた寝している場面が、演劇の最後に見られる。

 志賀直哉が、暗夜行路を執筆した住まいも、文学館になっている。平屋の質素なたたずまいの家だ。

 文学の小道には、石碑に歌が刻まれ、それを見ながら歩くと楽しい。

 尾道は、小さな町なので、海の見える家、家をぬって、石段を下って行くのもロマンチック。

 尾道は、食べ物はどこに入っても美味しいですよ、と近くの人が教えてくれた。

 尾道ラーメンの有名店の前は、いつも行列が出来て、待ってまで食べたい人が多いとか。 

 尾道の海沿いに、美味しそうな店を見つけた。特選材料を使って、全て手作りの店。

 後で知ったのだけど、尾道グルメにも紹介されていた。

 ランチは、1260円から。

お造りに天ぷら、小鉢がついて、どれも美味しかった。