パイロットへの道

 

 日本で、ヘリコプターが墜落、小型飛行機も、行方不明になっている。パキスタンでは、旅客機が墜落している。飛行機ではないが、スイスで、レールに歪みが出て、列車が脱線、一人の使者と、多数の怪我人を出した。

 この所の、天候が関係しているのではないか、と心配になる。

 予測不能の現象が起こっているのかもしれない。

 息子は、飛行機の操縦を生業にしたいと目標を立て、訓練中だ。人には、それぞれに大切な命、生き方を決めるのは、本人自身。周りで、とやかく言うことは出来ない、と思っているけれど、危険に遭遇しても、なんとか生きながらえる術を十分身につけておいてほしいと願う。

 今日、彼は、商業用パイロットのテストを受けた結果をブログに。どうだったのだろうか、と心配しながら、プレッシャーをかけてはいけないので、触れずにいたのだけれど、結果は、オーラル試験で落ちた。その先の操縦まで行かなかった。

これで良いのだ、と私はほっとした。石橋を叩いて、渡って行く方が、難なくすいすい行くよりも、安全なのだ。

 オーラルで、頭の中に、どういう機械が入っていて、それが、どのように働くのかをチェックされる。知識は、危険を助ける。知識と体験が豊富ならば、豊富なだけ、とっさの時に生かされる。無意識で生かされる手段だ。

 苦労して、覚えたものでないと、身につかない。頭打ちは、するだけすれば、強固になる。

 急がば廻れ。あわてる乞食にもらいは少ない。時間に追い立てられると、とんでもない不祥事を巻き起こす。安易に得たものは、安易でしかない。

 難なく、無事に、通過出来なくて、本当に良かった。神に感謝。