ロンドンの金曜日はパブ

 

ギャラーを出て歩いていると、大英博物館に出た。まだ開いている。中に入ると、一部の部屋だけ、金曜日は8時まで。中に入る。古代エジプトから、ヨーロッパAD3,400年あたりまでの部屋が開いている。

 ミイラはいいけど、骨になった死体が、ごろごろ展示しているのは、見たくなかった。出来るだけ避けて。

エジプトの猫

 ロゼッタストーンは、興味深い。誰でも知っている。教科書で習っているので、実物見ると、へー、これが、ということになる。

 パンテノン神殿を再現しているのも。大英帝国は、ごっそりと、凱旋地から持ち帰って、英国の誇る大コレクションにしている。細々と、律儀に収集しているのは、さすが、英国的。

 今日はざっとみて、また歩き出す。

夕方のパブは、外にも、沢山出て、ビールを片手に、おしゃべりに夢中。

 

 ニューオックスフォード通りから、入ればそこはすでにコベントガーデン。パブも年代物。創業何年、と歴史を自慢。

 コベントガーデンのマーケットプレイスを抜け、テームズ川まで降り、途中にあった、コピー屋にはいった。パスポートのコピーを依頼。小銭はなく、20ポンド出したら、お金はいらない、と言われた。これもラッキー。

 川からの眺めがすばらしい。又来よう。今日は帰らないと。

 

 ロンドンミュージカルの劇場のあたりを見ながら、帰り道を辿っているつもりで、とんでもない方向に。

大英博物館は見たものの、ラッセルスクエアーの公園だと思っていたのは、別の小さな公園だった。

 あたりは暮れて、暗い。スーパーの明るい所で、地図を見るが、この辺がわからない。また歩き出し、バス停にいる人に聞いた。

 キングストン駅まで、歩いて行きたい、と。すると、ヒューストン駅までの道を教えてくれた。ヒューストン駅は、ヒューストン通りにあるので、それ辿れば、ホテルに帰る事が出来る。

 お腹がぺこぺこ。喉はからから。

やっと、目的の駅が見えたので、ここで安心。近くのパブに入って、注文を聞いてくれるのを待っていたら、食事はもう終わっている。その先のパブなら、食べることが出来ると言われた。

 そのパブは、毎年の賞をもらっているパブだった野に、残念。

さっき、帰るときに見たパブを教えられたので、そこに。

 サラダとギネスを注文した。やっと、念願のビールにありついた。けれどそれほど美味しいとは思えない。

 サラダもまあ、もう一つ。マッシュルーム(しいたけだった)の焼いたのと、ブルーチーズのサラダ。

金曜は、ライブの日で、演奏が始まった。前でおどけて踊る人達。これが、英国の金曜日。

 

 時計を見ると10時をまわっている。帰らないと。帰って、シャワーを浴びて。

ああ、疲れた。