ロマンティック美術館

 ロマンティック美術館は、別名、シュワール、ルナン館とも呼ばれ、ロマン派の人々が集ったサロンにもなっていた。ジョルジュ、サンド、ショパンもその仲間で、ジョルジュサンドが描い絵画や、手紙、身に付けていた、宝飾品などが展示されている。ジョルジュ、サンドの肖像画も2,3点飾られていて、貴族の出身である彼女の家系図、子供達の肖像画など、興味をそそる。   中でも、ジョルジュ、サンドの髪、ショパンの美しい手と、ジョルジュサンドのそれとが並べられているのを見て、生々しい感じがした。居間は、ショパンの「雨だれ」という曲が流れている。ショパンの病気療養の為に、スペインのマヨルカに数ヶ月滞在した時に、ショパンが作曲した曲で、冬の季節、マヨルカは良く雨が降って、太陽がなかった。   館はそれほど大きくなく、部屋も小部屋が多い。 美術館を訪れた日も、雨が降っていた。館を出るころには、小降りになって、庭の緑が美しかった。通りを奥に、緑の木をくぐって入った所に、その館がある。  常設展示は、無料で公開されている。  ジョルジュ、サンドの家ではなく、シェフール、ルナン館であることを訂正させていただきました。ロマン派の芸術家達のサロンでした。