異国で発作

 

朝、インターネットをする為に、カフェに行った。いくつかのブログを更新し、メールを見て、返事を書いたり、ニュースなどをチェックしていると、つい時間が経ってしまう。 昼食の時間のようなので、コンピューターを閉めて帰ろうとしたら、奥歯のあたりが痛いので、顎かなと思っていたら、胸が痛み出した。

 最近まったくなかったので、忘れていた痛み、立て込んでくるので、出ていきたいのに、痛みが喉まで引きつって来て動けない。

 

こんな所で、倒れたらどうしよう、それが心配だった。ニトロは持ってなかったかと、財布を捜すと、ぺしゃんこになった、期限切れの薬が入っていた。2005年までなので、効果のほどは期待できないが、その薬を口に入れた。いつも持ってはいるが、まだ実際に使ったことはなかった。様子を見ているうちに治まるから。

でも、異国のカフェに中で、日本にいるようにはいかない。それが効いたわけではないだろうが、やがて少し楽になり、そろりそろりと身体をゆっくる動かすようにしてカフェを出た。晴れているが、今日はとても寒い。風が冷たいけれど、このほうが、治るような気がする。

 一昨日の夜に作ったカレーを、毎日食べている。息子が帰って以来、ずっと冷蔵庫の整理で食べつないでいる。帰る準備を始めているので、残ったご飯を炊き、何回かはカレー続き。チコリ(アンレーブというフランス語)がこちらはとても安い。一袋買うと、バーゲンで5つぐらい入って1ユーロくらいで買える。チコリとマッシュルールとのサラダも毎日続いている。

 午後、ゆっくりと歩くようにして、植物園に行く。右の脚の感覚が変なので、真野響子が、倒れる前に、そういう症状だったとテレビで言っていたことが頭をよぎる。

 風が強く、砂埃が立ち上がり、目や口に入りそう。

パリで、植物園が一番好き、という友人がいる。沢山の種類の花が咲いている。3月は、まだ花がないのに、4月になると、花盛りで、こちらに来た時には、まだ芽をふいたばかりのマロニエが大きな葉をひろげて、緑一杯に木陰を作っている。

 乳母車で散歩に来ているお母さん達が、ベンチに座って休んでいる。もしかしたら、子守かもしれない。

 沢山、花の写真を撮った。確かに、気分が落ち着いて、疲れが取れていくような気がする。