日本人の為の銀行がある

 

 オペラ座の前を通ると、日本語で、「ピラミッド支店はオペラ通りにあります。」という看板を見た。え?日本語で案内しているの? 私の利用している銀行の支店だ。以前に、オペラの銀行に、日本語を話せる人がいるらしい、とは聞いていたが、銀行の案内に日本語で、とまでは知らなかった。その銀行に入ってみると、日本人の係の名前が3人も買いてある。入り口にあるオフィスに客がいないので、中に入って聞いてみた。

 銀行を移せるかどうかを。するとパスポートがあれば、あとはサインだけで、と言われたので、口座番号を言って、翌日のアポを取ってもらった。

 翌朝、その銀行に行くと、日本人の客がほとんどで、係の人は、他に男性までいる。日本語を話す人が4、5人働いている。

 今までは本店で、全くフランス語だけで、なんとか辻褄を合わせていたけれど、日本語で話せれば、それに超したことがない。

 普通貯金のリブレAというのは、2,5パーセントの利息で申し込んだら、5月から1,7パーセントになると、テレビで言っていた。

 これは、今までは、郵便貯金だけにあてられていた金利を、政府が、銀行でも、非居住者にも使えるようになったもので、その代わり上限が決められている。最近になって出来るようになったものらしい。

 昔は、日本人は、東京銀行か郵便局を使っていたが、ここは条件があって、パリに住んでいる人しか口座を開けなかった。 そんな時に、この銀行なら大丈夫だと紹介してくれた人があった。郵便局が、つねに一番高い利子がついていたが、それが現在2,5パーセントから、さらに1,7パーセントに下がるが、それでも政府の援助があるから。