光の魔術師、パリ

 

日が暮れるのが遅くなって、9時以降にならないと暗くならない。パリの夜は光の殿堂と化す。アパートの側から27番のバスに乗ると、観光バスに乗っているようなもの、イルミネーションに彫刻のようなパリが 浮かび上がる。

 サンミッシェルを抜け、セーヌの川沿いに走り、ポンヌッフ橋を超えて、ルーブル宮とピラミッドが見えてくると、思わず、感嘆の声が。降りたくなるけど、そのままオペラまで。オペラで降りて、ガルニエを見て、マドレーヌへ。マドレーヌ寺院から、コンコルド広場を抜け、アンバリッドの橋の上から、エッフェル塔を見る。川には観光船が水に揺らいで橋の下を通りゆっくりと進んでいく。

全ての光景は、光の魔術、世界で一番美しい町、パリ、と誰もが騙されてしまう光 景だ。

セーヌ川の右岸に沿って走っていくバスは、パリ市庁舎までの間、 とても美しい光景をみることが出来る。コンシエルジュ(マリーアントワネットが最後に幽閉された塔)と寺院など、裁判所や、シテに浮かぶノートルダム寺院、などの幻想的な光景を眺められる。 

セーヌ川を船で移動する方法もきっとすばらしいに違いない。ポンヌフから出てい水上バスに乗れば、エッフェル塔の下まで行って引きかえし、。約1時間の観光遊覧が出来る。