ノグチ、イサム

 イサム、ノグチの庭園美術館が、息子のアパートから歩いて20分ぐらいの所にある。雪がちらつく中を美術館に向けて出発。途中、果物が彩り鮮やかに並べている店があった。    イサム、ノグチの作品は、モーマにも展示されているが、こちらには、沢山の造形物がある。庭園の自然ととてもよくなじんでいる。       建物の一階には、外部との開放部を作って、建物の中から、開かれた天井に、自然の木が伸びている。造形物と、大胆な生け花のような光景を生み出していて、彫像の良くマッチしている。         彫像を写真に撮ると、良く映るのは、造形のシンプルさか、光の当てかたがいいのか。       久しぶりに、写真を沢山写した。     庭園には、何本か、桜の木がある。冬枯れているが、花が咲く春になると、松、竹と、彫像との素晴らしい、コラボレーションを作り出すだろう。売店には、ノグチのデザインによる、和紙のスタンドを売っていた。モアでも売っていて、息子がほしがっていた。    美術館は、マンハッタンと川で隔てて、アストリアの端にある。帰る道すがら、川のそばまで行って、 マンハッタンの風景を写真に撮った。雪はいつしか霙になって、フード付のダウンが濡れた。