たよりないもので、この辺を歩いていけば、美術館が見えると思ったのに、公園のあたりで、どちらかに分かれている。
歩いている人に聞いて、教えてもらった道をまっすぐに行くと、後ろからさっきの人が来て、こっちの方だと。
彼女は、間違った教え方をして、わあわざ教えに来てくれたのだった。
いつもと、反対側の公園から入ったので、帰りの地下鉄駅は、反対側だった。
偶然に、「レンブラントとフェルメールの時代」という特別展を開催していた。
入場料は、25ドル。メトロポリタンと同料金。
先に、その特別展を見る。
フェルメールの「天文学者」と「手紙を書く少女」が展示されていた。
絵画に見る、そのころのオランダは、商売が、経済を支えて発展させていたんで、高官や政治家、貴族の生活を支えていた商人の台頭、
貧しい人々との貧困、労働するようになった女性達、労働者と雇人とが会う場、など、が、絵画によって見ることができるようになっていて、
良くできていた。
レンブラント、フランスハイツ、などの肖像画も、各界の人々の表情やみぶりをとらえて面白い。
フェルメールは商人だったので、そのころの商人の暮らしが描かれている。
化学もそのころの繁栄に貢献している。
ルノワールの絵画も、この美術館の見ものの一つになっている。
日本の美術も沢山、ボストンに流出しているので、仏像などの名品がそろっている。
久しぶりに、長時間見たら、疲れた。歩いてやってきたから特に。背中がせんべい板のように、はりついて、ソファでこっくり。
美術館からは、地下鉄にのって、息子がいた、ブルックラインに行ってみようと思って、運転手に聞くと、Dに乗り変えるといわれて、
D線に乗り、それらしい駅で降りたら、違った所だった。
引き返しのチケットを」買おうと思ったら、5ドルのものしかなくて、そのまま、チケットなしで乗った。無賃乗車。