パリに住む従姉妹

コンサートに行く途中、メールを見たら、今はパリ在住の従姉妹からのメール。

大阪のホテルに泊まっているとのこと。

叔母を見舞いに行くので、同行の依頼だつた。

翌日待ち合わせて、叔母の病院に。前日は、

滅多に日本に帰らない人だから、後先短い友人に会って来たらしい。

日本への目的は、年金のことと、高松でのお墓まいり。東京にいる弟や姪達とも。

スケジュールが詰まってあて、私と会えるのは、1日だけ。

しばらく会っていないので、積もる話もつきない。

互いに、ある程度病はあっても、元気。

叔母は、従姉妹を覚えていて、最近では、一番元気なので、従姉妹は、想像していたよりもずっと元気なので、安心したよう。

寝たきりで、4年良く我慢している。

韓国ドラマの、ホジユンに感化されている私は、医者が、解剖を弟子にゆだなて、癌に侵された身体を、献体するために、自死するのをみて、年を取って、身の回りを整理して、死ねたら良いだろうなと思ってしまう。

従姉妹は、私がナルシストだから、という。三島由紀夫や、川端康成の、美学。

私は最後まで生き延びようと足掻くだろうから、ナルシストかもしれないけど、美学はない。凡人。

昼は、お好み焼き、お茶は、菊屋の、宇治金時、夜は、茶屋町のガンコで、お寿司と、鱧、てんぷらなど。

楽しかった。従姉妹は付き合ってくれて、疲れが残ったかも。

私は、久しぶりによく喋って、声が枯れた。

従姉妹とは長い付き合い。

若い頃から、パリで、一人で自活してきた。絵描きになると決心して、パリの、エコール、ド、パリを卒業後、働きながら、絵を描いていた。

働きながら、画家として食べられる人はほんの僅か。

誰の手も借りずに、本当に偉いな、と思う。