日本オペラ「藤戸」

無印良品で、収納ケースを沢山買った。

昨日も今日も、朝から荷物が来るのを待っていた。

午前中に指定していたのに、12時を回って、一時頃にやってきた。

今日は、西宮芸術センターで、オペラの公演がある。

荷物が来たのは12時ギリギリだった。大きな段ボールを玄関に放置したまま

出かけるのが嫌で、荷をほどき、段ボールの整理をしてから出かけた。

「藤戸」というオペラで、有吉佐和子の原作を、尾上和彦が作曲した、

日本製のオペラ。佐々木信綱と子供の母親、殺された彼女の幼い息子、そこに、ギリシャ悲劇のような、男性のコロスが入る。

上演の前に、日下部吉彦I日本オペラプロジェクト総合プロデューサー、作曲の尾上和彦のトークがあって、何を話しているのか、全然聞こえない。どやけて、雑音のように聞こえる。

日本オペラの作品は、これまでにも、幾つも上演されているらしいが、私は初めて。

中ホールでの、上演で、私の席は、2階の横に4席、スチールの移動席を作っていて、その3番目だった。1番の席は、舞台が見えないだろう。舞台に一番近いけれど、ひどい席だ。

 A席は5000円、Bはないかと聞いたら、

 B席の3000円は、そこだけが残っていた。

これなら、2000円の違いでA席にすればよかったかなと思ったが、舞台に近くて、良く見えた。

単調で、お能のようなメロディーの繰り返しで、眠気に襲われる。

出演者の歌唱力は良かった。、音響が凄くて、それも関係しているかも、

楽器の演奏の方が、ダイナミックで、メロディーらしいものは、楽器の方にあって、

歌手の歌の方は、ほとんど台詞を上下運動で歌っているよう。

「藤戸」は、海外で高い評価を受けているらしい。

心で聞くオペラ、という。そうしてみれば、そうかも。

単調な旋律なので、心で聞くというのは、ぴったりの表現。

 尾上和彦は、奈良の生まれで、ルーツは詩吟だという。

そう、詩吟のようだった。力強い歌で、強弱がはっきりして、詩吟の朗詠に近い。

 終わって、心に残る。心で聞くオペラだった。

イグレックというレストランで、楽しそうに食事をしながら、ケーキとお茶をしながら

談笑する人達。ケーキの脂っこい食事も食べられない。

バリトン歌手、佐々木信綱

 お昼に粥を食べただけなのに、お腹は空かない。

 コナミに早く入って、帰りに西宮ガーデンズ上新電機を覗いた。オーブンレンジを変えようかと思っている。

 インターフォンが、古くなって、来客の声が聞こえないので、それも新しく変えなくちゃ。テレビ付にしようと思って、あれこれ探して、パナソニックに決めた。

震災からはや20年、我が家もついこの前、新築したのにという感覚しかないのに、

19年になる。あちらこちらの器具がおかしくなる頃になっている。

私の頭もおかしくなってきたようで、最近、へんなことばかりしている。

コナミで、ゴミ箱に入れるつもりで、脱水機に入れようとしてしまった。

 きっと、おかしいと思われているなあ、と一人で苦笑する。