選挙ムードは一向に盛り上がらないまま、日曜日の投票日を迎える。
自民党が300を超える議席数を確保、というニュースも、「あっそうなの?」とも関心がない。
嘘っぽい公約に、うんざり。最早聞く耳を持てない。
ただ、当選することが目標で、当れば安泰で万々歳という立候補者。
そういう中で、わずかに、政治家と呼べる人達がいる。
次世代の党の平沼氏、みずから比例の最後に名前を入れることを要請した、石原氏、
そして生活の党の代表、小沢氏。
極寒の中で、コートを脱ぎ捨てて、必死で訴えている姿に胸打たれる。
しかしながら、彼らがいくら声をはりあげても、当選した政治家達は、権力を保持することにのみ働いている。当選させてもらえる支持者だけ利益だけを考えていれば良い。
選挙に行くのは、高齢者だから、高齢者の為のサービスを充実させてさえいればよい。
借金は膨らみっぱなし。一秒一秒、借金が増えつづけている。
自分達さえよければ、あとの人達のことはどうでもよい。なぜなら、選挙に行かない若ものから恩恵を受けることはないのだから。
自分達でなんとかしようと立ち上がる人よりも、御上がなんとかしてくれるのを受動的に待つ人達の方がはるかに多いのが。日本の国民性。
我慢強さにかけては、世界一かもしれない。辛抱することに、苦痛を感じることなく、美徳だと思い、清貧であることが美学になっている。
日本は、貧しくても精神的に豊かな国から、貧しさに打ちのめされ、立ち上がる力もない
若者が社会の中核となっている。
世の中を少しでもよくしたいと思っているのなら、若者が選挙に行かなければ。
行かなければ、何も変わらない。
政治は年寄の為のもの、企業の為のもの、一部の人の為のもの、権力を保持する人のためのものから、脱皮出来ない。