この頃、ちょっと遅れて時差ぼけが出てくる。
早くベッドに入ったのに、夜中ずっと寝られなくて、昨日は朝は10時過ぎまで寝ていた。。
昨日は何度か目覚めて、朝は8時に起きた。あまりに外がうるさくて。
道路工事をしている。
上階の音もがたたが音がする。どしどしがたがた、音がする。
上階は、夜,音がしている。隣の扉ががたんと。
そういう物音で、人の気配を感じる以外、一人っきりの世界。
今日,このホテルを出て行く。5日間お世話になった。
あと2日、別のホテルに移動する。 そのホテルは、みしかしたら、もっと環境が悪いかもしれない。
ガイドブックに、この停留所からは乗るのは勧められないと書いている、まさにその角のホテル。
昨日は、トランジットバスセンターから、Fのバスで、ブリッジを渡って,バークレーに行った。
バークレーまでは、バーともあるが、ブリッジの上を走って景色を見たかったから。
バークレーのダウンタウンまで行く。結構時間がかかって、ダウンタウンらしい所に来たので、ここかなと思ったら、バスはそこを通って、静かな緑の多い道に入っていく。
大学の回りを一回りして、バスはダウンタウンの終点に。バーとの駅もここにあった。 大学は、だからバスで一回りして、乗り降りする学生が、「ありがとう」と声をかける。 大学の中を、Tというバスが,無料で走っているのだけど、このFもその役もこなしているよう。
サンフランシスコから通っている学生もいる。
カリフォルニアは、沢山の学生町がある。どこも似たような,独特の雰囲気がある。
通りのカフェや、レストランは、ネットをしながら、勉強している学生や、本を読みながら、食べている学生で一杯。
ATMの前で,学生が並んで待っている。少しづつお金を出している。
アメリカでは、お小遣いをもらわない。アルバイトをしたお金で、飲み食いしている学生も、多い。
映画に出てくるように、遺産があるとか、親の援助に学費を頼っている裕福な人も多いだろう。名門校だから、海外からの留学生も多い。
学生町は、活気がある。学生用品を売る店、卒業用の服がウインドーにかかっている。 昼食を何処にしようかと、広い通りを歩いて探す。 グルメの通りだとか。
学生に人気のハンバーガー店にしようかと思ったけれど、タイの店があったので、 そこに入った。
私は,パッド、タイが好きなので、ガイドには載っていないけれど。
2時前なので、レストランはどこもガランとしている。
店員は,どの人もとても人が良さそうで、ニコニコ笑っている。
パッド、タイ、そのものは、それほど美味しいと最初は感じなかったけど、香辛料を足して、ナッツを多く振りかけ,ライムを足せば、美味しくなった。
量が沢山ありすぎるのが困る。
店員は残したものを,持って帰るように、パックに入れましょうか、と親切に言ってくれるけれど、これからバークレーを見物するから、と断った。ついでに、美味しかった、ということも忘れないで。
とても感じの良い店員さん。
駅前にある、ユダヤ人の美術館に入ってみた。ユダヤ人の絵と生活道具と資料を展示している。時間もないので、ざっと観て出て来た。
それから大学の中を通って、通りに出て、阪道を店を観ながら歩いてバークレーの美術館に。
美術館は、偶然にも、無料の日だった。
月に一度の無料の日だった。
学生はいつでも無料の美術館。
この美術館が持っている,アメリカンフォークの特別展が開催されていた。
アメリカンフォークは、漫画っぽい,幼い感じの絵画だけど、アメリカンのスピリッツが感じられる。西部開拓史時代、木に直接、画いたような絵画の雰囲気。
その上に行くと、抽象画が展示してある。キャンバスに色を塗りつけただけの絵画だけど、中に別の色があって、微妙な色の変化と深みが感じられる。展示の組み合わせで、一つの絵画を展開している。
ソファーに座って、ホットする。柔らかい色が良い。
バークレー出身の画家で,ニューヨークなどで活躍していた人の作品、寄贈によりもの。
その上に行くと、強烈な色彩の大胆な抽象画が展示されている。
ドイツから来て、大学で教えていた人の作品。
こちらは目を見張るよう。色と色とのコンバット。 鮮やかな色のコンポジション。
力強い作品で,エネルギッシュ。他に中国の掛け軸があり、次の展覧会用なのか、仏像が工事中の部屋で見えていた。
それだけで、日本のものがないので、聞いて見たら、知らないのか、ここには日本のものはないという。
アジア収集では、アメリカ1で、日本のものも多く所蔵都ガイドには書いていたので、それを観に来たのだが。
ボストンよりもすごいのか、と。
でも、バークレーと言う所も見ることが出来た。
ミミちゃんは、カリフォルニアのスタンフォードかバークレーに来たいと勉強しているらしい。
帰りはバートにしようかと思ったけど,,疲れて,駅まで歩くよりも、美術館の前から乗れるFに乗った。時間は1時間くらいかかるけれど。
暗い道をとぼとぼ帰っていると、家に帰りたくなっている私。疲れているのがわかる。