明治座から羽田へ

 羽田空港の国内腺について、それからバスで国際腺に。伊丹で荷物をサンフランシスコまで預けられなかったので、国際腺に行けば、UAのカウンターが開いているかと思った。UAのカウンターはどこにもない。 インフォメーションがあって、そこで10時半までカウンターは開かないこと、場所と,手荷物預かり所まで教えてもらった。

手荷物預かり所では、二つ預けるのなら、コインロッカーの方が安くつくと言われた。

 コインロッカーは手荷物の小さいサイズと同じ300円。どちらも安い。

 インフォメーションに行って、人形町まで行きたいのだけど、と言うと、スマフォですぐに調べて、京急の乗り場、次の時間を教えてもらった。

 とても親切でわかりやすい。

 羽田空港はすごく便利だ。伊丹はこれに比べるとひどいもの。

羽田から品川を通って、都心に直結、人気の浅草にも,築地にも行けるようになっている。

いつも松竹のネットでチケットを買うのだが、ネットでは、明治座で公演中の猿ノ助のチケットは、一等でも、ほとんど売り切れで、悪い席しかなかったので、一旦は諦めていた。 明治座で直接聞いてみようと思って,電話すると、良い席がいくらでも買える。

 一度帰ってから、出直す方が疲れないのだけど、サンフランシスコへの便が夜中の1時なので,その前に観ることに決めた。

 急なことで、伊丹からの飛行機を予約。新幹線にするつもりだったけど、こちらも変更。  夜の部は、5時間にも及ぶ。

猿翁(元の猿ノ助)がスーパー歌舞伎に仕立てたもので、あまりに過酷なお芝居で、とても出来ないと封印されていたものを、猿ノ助が挑戦、若さと体力の限界に挑む。

 幕が開くと、鶴屋南北に扮した猿ノ助が花道に登場、挨拶して、そのまま早変わり。

 顔を真っ赤にして、頑張ります、という挨拶。

 その挨拶通りに、猿ノ助の奮闘振りは、ここまでやるか、と思うほど。

 猿ノ助を襲名してからの猿ノ助は、名前の重さに押しつぶされるのではないか、と心配するくらい、身体を酷使している。

 猿翁を超えないとという思いと、もっとスーパーな面白い歌舞伎を創設していくのだという思いが強くて、身体が潰れるのではないかと心配になる。

  このお芝居は、歌舞伎の見せ所を全て入れ込んだようなもので、何でもありの盛りだくさんなもの。

 私的には、これほどのサービスを続けていると、観客には逆効果で、飽きを呼ぶのでは?  今回は宙づりが二回もあって、感激は薄れて、まんねりの感がある。

  芸術祭参加作品というので、力を入れすぎているのでは?

猿ノ助の狙いが、歌舞伎を知らない人達を,歌舞伎に導入し,魅力あるものを作りたい、ということにあるのは理解出来る。

 ラスベガスのショーのように,スペクタクルで毎晩世界中の客を魅了する舞台を歌舞伎で,と言う思いが。

  そういう挑戦でもあるのだろう。

堪能させてもらって、有り難いことだけど、身体の方が心配。

明治座は、新橋や歌舞伎座と違って、こじんまりしていて、とても見やすい劇場だ。

私は一等の14000席を買ったけれど、二等の三階正面からもよく見えるし、5000円。三階のサイドは、3000円。

 学生割引料金というのがあって、とても良い劇場だ。

帰りに、昼の部を観て帰ろうと思って、三階の端席を買ったけれど、全く端の一席だけで、あとは全部埋まっていた。

 新橋では、今、勘九郎と七の助の新派初挑戦の公演があることを、地下鉄の駅で知った。

これも観たいなあ。

 歌舞伎座の顔見せに、玉三郎が出ていない。こちらも心配。

 

 東銀座で降りて、築地に寿司を食べに行った。いつもの立ち食いの寿司屋はしまっていて、すじ三昧の本店に行くが、向かい回転寿司の寿司三昧があって、そこに入った。

  10時なので、それほど食べずに、羽田に。

 羽田のラウンジは開いていた。夜中の便だから閉まっていると思ったのだけど。

 カレーを食べている人が多い。おうどんも賑わっている。夜中の方はずっと人が多い。

  ワインとサンドイッチを一切れ、野菜料理を少し。

 羽田は,免税店も充実している。

外国人も多い。東京は違う。

 飛行機に乗ると、すぐに寝る体制に入った。食事は食べず。映画も見ず。五時間ほど寝てすっきり。

 到着前のアナウンスで、二日でることがわかった。

 え?そうなんだ。今日のホテル予約していない。3日だと思い込んでいた。

気温は一五度とのこと。