姫路

   

 

 夕方から出かけて、姫路泊り。

天然温泉のある姫路の「ドーミーイン」は、人気のホテルです。

以前に泊まったと時に、隣にある居酒屋に行くと、満席だったので、

そこの行きたいと思ってました。

月曜日とあって、カウンターもほとんど空いていました。

この店が流行っている理由は、なんでも安いからだということなのですが、

家族でやっているので、味も悪くない。

あとから、どんどん人が来ます。

新鮮な材料を使って、量が多いので、人気なのでしょう。

隣に座った男の人は、お造りの盛り合わせと、たまねぎのスライス、それに、鯛の荒炊きを注文して、それでお腹が一杯のようです。

お造りの盛り合わせから、レンコンの天ぷら、玉ねぎのスライス、レンコンのかりかりサラダ、トマトスライス、せろりーなど、私は出来るだけ、ヘルシーなものにこだわって、

随分食べたのです。

 この店には、有名人が沢山きているようで、色紙が張ってあります。

お城の反対側にあたりこの辺りの方が、美味しい店があるのかも。ホテルからもすぐの所にあります。

食後、お腹をすかしに、お城の方に散歩にでかけました。

1時間ほど歩いて、帰り道、一軒のバーがありました。

ほとんどシャッター通りのように、さびれた一角に。

雰囲気がありそうで、入ってみると、カウンターに客が一人しました。

本物の店だとすぐわかります。

磨き上げられたグラス、カウンターに並んだお酒、バーテンダーの雰囲気。

随分お酒を飲んだ後で、私はアルコールのほとんどないものをリクエスト。

バーの中に入ると、そこは異次元の別世界。安らいで、落ち着ける。

値段はそこそこ安くないけど、それくらいとらないと、やっていけないのでしょう。

旅先の、隠れ家的なバーをみつけて、ぶらっと入るのは格別です。一杯だけで、ホテルに帰りました。

ドーミーインがサービスしている、「よなきラーメン」が美味しいのです。

麺は少しで、焼き豚も入っていないのが、良いのです。

9時半から11時まで、ドーミーインでもサービスしています。

それに、天然温泉がついている所が人気。加えて、朝食も魅力です。

ツインのお部屋は、26平米くらいあるので、ゆとりがあります。

朝食は、1100円ですが、姫路では、アナゴ丼名物。各地の名物料理も入って、

カツどんも朝から。

20種類以上の食事で、食後にワッフルもあります。

いつも随分食べてしまうので、昼食は抜きで良いくらい。

蒸し穴子が柔らかくて美味しいので、おかわりなりますが、食べるものが多いので、それまでは無理。

チェックアウトしてから、昨夜バーで聞いた、野里に散策に出かけました。

その前に、姫路市立美術館の常設を見ました。

この美術館には、国富三と言うⅦ名前の医者のコレクションが寄贈されて常設展示されているのです。

ピサロの秀作があります。 小さな作品で、まとまりの良い素晴らしいものだと思います。

モネの作品も、私の好きな海辺の夕焼けの頃の絵で、とても心惹かれるものです。

ユトリロの作品も、私が好きな、白の時代のもので、1913年の作品。明るさもあって、

色の扱いも、バランスが取れていて、14年から15年にかけての、暗さがまだありません。

この3作品ですが、コレクターの解説にもあるように、これらの作品を日本人が収集できたことは、日本の文化に貢献出来て、貴重な作品を日本の美術館で、いつでも鑑賞できることは、この上ない歓びだと思いますし、なにより姫路美術館にとっては、誇れる大切な作品です。

美術館を出て、野里というあたりを歩いたのですが、武家屋敷の風情はほとんどなくて、シャッター通りと、のどかでのんびりした風情がありました。

お夏、清十郎の塚がありました。