若者の田母神氏支持

 

  

  

 

 この前の都知事戦で、細川さんは、若い人の票がほとんど入らなかった。

田母神さんへの支持が多かった。

右翼化が、若い人達に浸透しつつあることの恐ろしさ。

今朝、証券会社からの電話で、担当の若い女性は、細川政権の時代は、小3だったので、

知らなかったという。

田母神さんが支持された理由に、メディアへの露出、インターネットでの活動に力を入れ、若い人達を優遇することを訴えた所にあるといわれている。

若者が生きにくい今の日本で、若い人達は、もがき苦しんでいる。

将来に希望を持てない人達、どうしたら良いのかわからない人達が、求めるのは、自分達を引っ張って行ってくれる、強いリーダーだ。

彼らが弱い存在であるから、強いものを要求する。

そこに出て来たのが、維新の橋本さんだった。

強い日本を取り戻す、というスローガンをかかげて、自民党政権を取り戻した安倍首相は、

強いリーダーとしてのパーフォーマンスを内外にアピールしている。

その言動に危機感を感じ始めているアメリカやヨーロッパ。

戦前の日本が復活するのではないか、と怖れている。

暴走を許さない為には、政権交代可能な二大政党の存在が不可欠だが、日本では、常に失敗に終わっている。

細川政権の誕生はわずか8か月で自民党に潰され、それ以後自民の独裁が続いた。

二回目の民主党政権も、内部崩壊と、自民党の策略によって潰れた。日本人は民主主義を育てられない国民なのだろうか。

自民党は国民のニーズの受け皿となって変わったのだろうか? 変わったとすれば、自民党の中のハト派と呼ばれたリベラルな考えを持った政治家がいなくなったことだ。いても、声を出せなくなった。

戦争を体験し、戦争の悲惨さを知り、平和な日本を祈願した政治家達が去り、戦争中,軍国主義を推し進め、国粋主義者であり、戦犯となった岸首相の孫が、国のリーダーとなり、

日本の高度成長期に育ち、偏差値で教育を受けた人達が、国の中枢に座るようになった。

 ますます、日本の中で、民主主義は育たなくなってしまった。

戦争悪を訴え続けてきた、澤地さんが、重い心臓病をおして、細川さんの応援演説をしていた。耳を傾けて欲しい若い人達は、田母神氏の声を聴いている。

 昨日、本屋で、日本の円が二年後に250円になるという本が棚を飾っていた。

アベノミクスは失敗、国債は破綻する、と。

 円で持っておいてはいけない、国外の銀行に口座を開くべし。

 その一方で、株価は20000円になり、日本の経済は今後成長していく、という本が

同じ棚に並んでいる。

どちらも、本を売らんかなの嘘っぱちなのか、それともどちらかが正しいのか、わからない。

前者の方が、私は可能性があると見ている。今の安倍政権でのやりかたでは、戦争に駆り出された、戦前の日本のように、ハイパーインフレを起こすのではないかと懸念している。