デイトンに出発

  

       

   伊丹から成田、成田からシカゴまでは11時間のフラント。ANAは、食事が美味しい、映画は吹き替えか、日本語字幕つきなので、随分沢山の映画が見られるのので、退屈しない。座骨神経痛が痛むのが心配だったけれど、間の席が空いている所を取ってもらったので、大分楽だった。

 最新映画を見ていて、結局一睡も出来なかった。

シカゴについて、トイレに行きたいような気分だったが、税関だけは取っておかないと、乗り継ぎの便に乗れなかったいけないと思って,列に並んだ。随分混んでいた。

 だんだん、お腹がおかしくなって来た。列の並びから、ようやく指示された、番号に並んだ時に、もう限界。後ろの日本人に、「すいません。お腹が痛くて、トイレに行きたいのですが。」というと、どうぞ、といってもらったので、綱をくぐってトイレに抱え込んだ。もどって,「すいません。ありがとうございました。」と言ってその人の前に並ばせもらった。日本では、朝の5時頃、 飛行機から降りると、私はいつも、この調子で、トイレに行きたくなる。いくらでも我慢出来る人がいるけれど、私がそれがだめなので、自然神経質にならざるを得ない。

時間の余裕を取って、乗り継ぎの飛行機を決めるようにしているが、日本からの出発では、出発時刻を遅らせても待っているが、アメリカでは、待ってくれない。次の便に乗るか、ルートを変えるか、そのまま次の日になることもある。

  この前に、パリに行くのに、ルフトハンザで乗り遅れて、6万ほど追加の料金を取られてからは、ゲートに20分前までに行くように心がけている。

シカゴには、定刻通り着き、2時間20分の乗り継ぎ時間があったのに、ほとんど余裕がなかった。

シカゴからは、UAエクスプレス、3列の小さな飛行機で1時間の飛行、窓際だったので、窓から雲の間を抜けていく。夕日が目線の高さに見え、雲のベールを羽織った天女達が身をまかせて天空を待っているようにも見える。

デイトンに到着したのは、夜の7時。全て定刻通りに。

成田を飛び立って20分ほどの間、台風の影響か、気流の悪い状態で随分揺れたのが怖かったが、あとは全く静かな飛行だった。

 すでに、息子が迎えに来ていた。荷物は2つのスーツケース。炊飯器の入った大きいものと、置いて帰るつもりの古いサムソナイト

 このサムソナイトは、私と随分過酷な旅を続けたもので、駒が壊れて、修理に出した。イギリスからヨーロッパ、 アメリカにも、引き回して歩き回った、初代のスーツケース。

 ANAは、この6月から、エコノミーは、23キロ、一つになった、追加は9000円かかるようになった。

 私は,スターアライアンスのゴールドなので、無料だ。

UAの場合は、23キロ2つまで預かられる所をゴールドは、32キロまで3つも預けられる。 

 エールフランスは、20キロまでとかで、追加料金がきっちり取られるとか。友人が目方を量って入れ替えていた。

アメリカとフランスの違いが現れている。