城崎の西村屋と言わなければ、たいての人は、西村屋珈琲と間違える。
国際会館の向かいにある、かに料理の店として知られている、西村屋。
カニ料理が美味しいとは聞いていたけれど、城崎の西村屋本店の蟹の季節
は、3万円をくだらない宿泊料なので、冬のかにすきはきっと高いだろう
けれど、今は、蟹のシーズンでもなく、店内はひっそりしていて、冷房が
効きすぎて寒いくらい。
ランチには、結構安い値段のものがあって、1380円の特盛とかいうものを
注文した。蟹ちらしもおいしそう。コロッケ定食や、季節御前なども、ボリウムが
あって、そんなに高くない。
国際会館の上にも、西村屋ダイニングというレストランがあるが、こちらは
2980円からで、ランチとしては、高級なので、何かの時でないと。
さすが、料理自慢の宿が経営しているだけあって、出される料理のどれも、
美味しい。
こんなにあるの、と思うくらいだけど、もたれず、後が楽なのだ。
蟹の味はさすが。蟹の天ぷらと、カニずし。お素麺も上質。
茶碗蒸しもついている。
これで、1380円なんて、有難い。
今度は蟹鮨を食べよう。コロッケ定食も食べてみたい。
当分は、国際会館に行く時は、西村屋の民芸茶屋になりそうだ。
京都の南座に行く時は、梅ノ井の鰻、大阪の松竹座に行く時は、はり重のカレーハウスか、
築地の「すし三昧」でトロつくし。
日本は、一人でも、どんなレストランでも入れるのが利点。
パリとか、ニューヨークになると、カップルかグループが当たり前のようになっているので、一人で入るのは、ランチか、早い時間。
暇人には、ランチがお得だから、ぜんぜん問題ないけれど。
西村屋のランチ、断然お勧めです。