大津から、越前に

    

     

  

 金曜日の夕方から、2泊3日の小旅行に出かけた。

長らく行かない、琵琶湖で一泊して、北に上がり、越前海岸に

行く予定をたてた。

新しいコンピューターへの切り替えで、四苦八苦していて、

通常使っている、メールへのアクセスができなくて、そのことが気になって、

ホテルの予約は、前日の夜中。

大津プリンスホテルが、わけありの一泊7000円というのに、決めた。

母が元気だったころ、母と一緒に、泊まりに来たことがあった。

その時は、お正月の準部で、お疲れ様、という設定で、6800円だった。

今回もわけありなので、どの部屋になるのかは、ホテル側の都合しだい。

じゃらんでは、20階以下という設定だった。

久しぶりに、使った、高速道路、大津まで1900円もかかった。

父がいた頃は、毎年、お正月に、近江神宮にお参りする習慣があって、

いつも高速道路を使っていたけれど、こんなにしたっけ、と思う。

プリンスホテルは、温泉がないのと、駅から離れていて、不便なのが難点。

琵琶湖ホテルは、便利で、温泉もついているけれど、こちらは随分お値段が

違う。こちらも母と2,3度泊まっている。

母が元気なうちに、あちらこちらと一緒に、旅行できて、良かったと思う。

父母と一緒に、息子を入れて、随分沢山の場所に出かけた。

人間は、毎日、死んでいく。一日、一日、死に向かって、進しか道はない。

だから、今を大切に、楽しみながら生きていたい。

父は他界し、母は、お墓詣りに行く、道すがらも、危ないから、と恐怖を感じるようになっている。父が亡くなっていことも、母には理解できくなっていて、

早くそこから立ち去りたいと思う。

そういう母なので、よけいに、母と一緒に、楽しんでいて、本当に良かったと

思う。

父は、あと十年, 生きたいと言いながら、事故で亡くなった。

大津プリンスに到着して、夕食は、駅の周辺の居酒屋にいくつもりだったが、

遅くなって、中のレストランで。

団体客がどっとはいってきて、エレベーターが混雑。

私の部屋は28階だった。

一階にある、中華の店で、夕食を取った。とても美味しくて、正解だった。

中国人の団体のおかげで、33階にある、レストランをやめて、中華にしたから。

翌朝、琵琶湖傍を走って、マキノを通って、越前に行くルートを選んだ。

琵琶湖を走っていると、一度に、様々なことが思い出された。

子供のころ、車の後ろ座席に、毛布を引き、琵琶湖に海水浴に出かけた思い出。

白髭神社の近く。帰りは、疲れた子供達が、寝て帰れるように。

確か、琵琶湖ロイヤルというホテルがあった。お正月に母と泊まったことがあった。

永原にある、リゾートホテルにも、泊まった。海津大橋の桜が綺麗で名所になっている。

昼食は、その近くで。

外から見れば、普通の小さな、食事処だが、中に入ると、大きな厨房があって、

板前さんは、年配で、美味しそうな店だった。

うなぎもステーキも、まだ入荷していないとのことで、おまかせ定食を頼んだ。

1350円という安さ。夜の定食ぐらいのボリウム。

マキノの近くを走って、次に、海岸線をできるだけ使って、越前海岸に。