TPP交渉に参加するにあたって。

 

    

 

 今日、安倍首相は、TPPに参加に向けて、交渉に入ると、夕方の記者会見で。

 5品目の例外を条件に、それが守られなければ、参加の辞退もありうる、という。

あり得る、と聞くと、ありえない、という心が裏にある。

TPPが、アメリカの言いなりになる危険があるというものの、関税をかけないで、自由貿易に徹することには、私は反対しない。

国に様々な事情はあるとしても、それは国内で解決すべきことであって、国同士は、関税をかけて、保護貿易を行うべきではない。そうでないと、不公平が生ずる。

平等の立場で、貿易するのなら、関税を撤廃して、国の実力をかけて、貿易し、交流すべきだ。

そもそも、米について、遊休土を増やす、不自然な方法を取って、農家を保護すべきではなかった。

自然の恵みを受けて、収穫出来るものは、可能な限り、作り、それが国民を充分に養い、その余りがあれば、途上の食糧難に国に、提供すべき。

 政府は、農家が作った米を、買い上げる形で、補助すべきなのである。

政府は、多額のお金を、援助しているが、現物支給で貢献出来たはすだ。

農家にやる気をなくさせてはいけない。

 美味しいお米を作る日本の農家は、どんどん美味しいお米を作り、世界に輸出すればよい。

 美味しければ、幾ら出しても良い,消費者は,世界中に沢山いる。

 お金を持っている,日本のお年寄りは、沢山食べられない分、高級米を好む傾向にある。

 アメリカでは、10キロ1000円くらいで、結構美味しいお米が売られている。

 そういうのを輸入して、外食産業は、価額を下げて、庶民に牛丼を提供出来る。

 子育て中の、多く消費する家庭は、家計に余裕が生まれる。

 牛肉だって、乳製品だって、海外から、安く入るようになれば、庶民に取って有り難い。

 高級な、霜降り肉を育てて、海外に輸出すれば、世界の需要は沢山ある。

 二極化が進んでいると言われ、それが問題だ、と言われるが、二極化は、消費者の選択の二極化で、日本の農業産業のは発展にも貢献出来る。

 自由貿易、関税の撤廃で、循環作用が生まれる。農家も、乳業家も、自滅する懸念を抱いているが、親である「国」から小遣いをもらっている子供の「農家」が、自立する気がないようなもの。

生き残り、より発展する道は、必ずある。狭い日本だけをあてにしてはだめだ。

インドネシアでは、広大な土地があって、人人の働く場所がない。

彼らは、日本に期待を寄せている。

 日本は、サービス産業で生き,発展出来る。アジアの土地と資源と労働力を活用して、

日本のような、美味しい牛肉になる牛を育てたいそうだ。

日本の酪農家は、インドネシアに活路を見いだすことも出来る。

アジアの土地と労力を、日本の為に使い、アジアの人人の生活に貢献する。

そのためには, 対等で平等でなければ、アジアの人人の信頼を得ることは出来ない。

日本は、アメリカとも、平等の関係で、TPPに参加しなければならない。

 これだけは、やめといて、などと、甘え方をしてはいけない。子供じみた、情けない交渉はすべきではない。

 アメリカの子分として、言いなりになることもいけない。

 国と国とが、例外なく、完全自由化、関税をかけないことを,主張すべきだ。