有馬の「旅籠」で美食と温泉

     

 友人を誘って、有馬の「旅籠」という料理自慢の宿に行きました。

一度行ったきりなのに、毎年、年賀状に、新春の特別料金の案内が来ます。

 日帰りの温泉付きで、朝10時半に新開地で待ち合わせ、神戸電鉄で、有馬に。

 道中お喋りしているので、アットいう間。

 その前日には、別の友人から,久しぶりに電話をもらって、朝から午後の3時までの長電話で、半年分のお喋り。新年会をするつもりだったけど、電話で,充分話したからまたの機会に。

 

 旅籠に着くと、丁度時間の11時半。先にお風呂に少し入って、12時から食時。

 1時間半ぐらいかな、と思ってたら、終わったのは2時過ぎ。

 料理が豪華で、食材が厳選されているのと、ヘルシーなので、お腹に負担がない。

 見た目に美しく、どれも美味しくて、この宿の名物、綿菓子で、すき焼きを作る「太閤鍋」は必ず、どの料理にもつくようだ。

  

  最初に、釜飯に入れるものを好きなだけ決めて欲しいと言われた。

 紙に沢山の素材が書いている。いくつでも良い。

 ホタテ穴子、いくら、たこ、海老、竹の子など書いている。好きな釜飯を、最後に出して来る趣向になっている。

 前菜のお皿だけで、充分なくらい名のに、竹の子とわかめの吸い物仕立て、お造りは舟盛り。

  友人は、料金間違っているのじゃないの?

 私も心配になって、さあね、と言う具合。

 最後のデザートは、果物の盛り合わせで、上等のメロン、熟れたマンゴー、いちご、オレンジの盛り合わせ。これだけでも相当なもの。

お風呂は、赤湯の掛け流し。二人だけの専用だった。

 畳敷きのお風呂は珍しい。太閤になった気分。

  肩こりが軽くなって、夙川の母を、と思ったけれど、もう5時なので、叔母を見舞いに、豊中まで行った。

 

  1時間半くらい、叔母の病院にいて、お喋り。

 死んだ方がましだ、という叔母に、

 「でもこんな風に話出来るでしょ。」というと、

 「誰か来てもらえる時は、楽しいわ。」

  私は,お喋りな人間で、しまった,しゃべりすぎだ、と後で反省することが多い。  しゃべり相手がいない、家の中や、道すがらも、独り言を言っている自分に気づいて、 苦笑する時がある。

 プールで、一人でばりばりしゃべっている人がいる。そんなの見ると、頭がどうかしているのでは?なんて、心配するのだけど、きっと誰かと話しているのね。笑ったりしながら、一人しゃべっている。あそこまではなりたくないなあ。

むっつりだまっていいると、顔の筋肉が衰えるからと、絵本や詩を声出して、朗読している人がいるらしい。