はり重の、ミックスランチ

    

 昨日も、松竹座に行った。

昼の部のチケットがあるので、最初の出し物は、パスして、猿之助が出る舞台だけ、見るつもりで行ったのだけど、着いたら、2幕目が始まる所で、席について、「毛抜き」を見ていたが、休憩が30分しかないので、途中に出て、はり重にランチを食べに。

 注文して、なかなか出て来ない時があるので、イライラしないで、ゆっくり食べたいと思ったから。

 それに、席に座っていると、体中が痛くて、じっと座ってられなくて。

 最近、また肩が痛くて、おもうように動かせない。ドライアイで、眼が痛い。肩が凝っているので、そのせいもあるのかもしれないが、首も調子が悪い。手がしびれる。

  膝の痛みは、このところ、身体の一部になっている。

  健康の為に、水中歩行は出来るだけするようにしているが、コナミのプールに行くまで、沢山の階段を下りていかねばならない。

 このようなプールには、この先、行けなくなるなあ、と考える。

  杖をつきながら、プールに来る人達がいるが、それもリハビリなのかしら。

お風呂から出ると、心臓がだめで、たちくらみと、しめつけられるので、しばらく座って治まるのを待っている。

調子の悪い時は、いつも同じだな、と元気な時には、忘れていることを思い出す。

 はり重に入って、ミックスランチを注文した。

 向かいにいる、母と、娘らしき、年配の女性達。娘がしきりに話している。母親はだまって、表情を変えずに、カレーを食べている。

 

前にいて、いやでも見えてしまうので、眼のやり場に困る。耳がわるいので、何を言っているのか、聞こえない。

  

 ミックスランチは、時間がかかるので、食べたいけれど、幕間には、注文できないもの。  母と松竹座に来ていた頃は、今はなくなった、丸万でお寿司か、はり重の

ミックスランチを食べていた。

  前の二人、娘さんが、伝票をバッグの横に、置いている。

 いつのまにか、その伝票は、母親のバッグのそばにあった。

 母親が上着を着ている間に、娘が取って、レジに。

  財布を出し合って。

  私は、ゆっくりと食事し、食後についてくるコーヒーを味わった。

  すっかり忘れてしまっているけれど、私も、あんな風に、口げんかをしながら、食べていたこともあったかのしれない。

  食時をしながら、喧嘩していたら、美味しくないだろうが、寄り添っていたことも

  確か。

  

3幕目からの、「吉野山」、隣に座っている、女性2人がしゃべっている。

  狐なのよ。前に見た時には、もっと続きがあったのだけど。

 聞いている人は、誘われて来ているようだ。

  夜の部で、それが見られるのだけど、私はだまって聞いていた。

  パンフレットを買った、

  もう買わない、と思いつつ、買ってしまった。 

 帰りに、母に会いに行き、見せたが、興味がなさそう。

 あんなに好きだったのに、すっかり忘れている。

は、