お正月

  

 お正月に,いつも招待してもらって、お邪魔している友人のお宅に、

 泊まりがけで。

  ご主人が酒豪で,おつきあいの時間が長くなると、翌日は二日酔いで、気分が悪くなるので、去年は,日帰りにさせてもらったら、夜タクシーが来なくて、駅まで二人で見送ってもらって、迷惑かけたあので、今年は、勧められる通りに、泊まるつもりで、夕方、お宅に着くようにした。

 コナミで入浴して、飲み支度を調えて、土産物をスーツケースに入れて、がたがた押しながら。

 東京に行った時に、友人が、そんな風にして、旧友への土産を持って来ていたことを思い出して、家にるものを積んで持って行った。

 途中でお酒と、息子さんへのお供えを入れて。

キャリーがあると沢山運べる。

 駅に着くと、車で迎えに来て、ご主人は,車を移動させて待っている間、何度も動かしていたとのこと。バスが行き来する狭い道なので、申し訳ない。

 彼は,緑のジャガーに乗っている。

 お昼も食べずに、待っていたらしい。

 二重に申しわけない。

 あたしの好きな,サントリープルミエルを一箱買っていてくれていた。

 私が悪い酔いしないように、と、今年はビールばかりで。

持っていった、ローストビーフが、美味しいと好評だった。

かまぼこのほうは、それほどたいしたことなくて、想像していたほどではなかったが。

なまこ、マグロのとろと生たこのお造り、鯛の子とにしめ、数の子、などの正月料理に、ビフテキ、長い時間をかけて、ご主人の話を聞きながら。

 仲の良い夫婦で、いつも話題が絶えない。

 食後は、ウィスキーでオンザロックを飲みながら、ご主人の若い頃の乗馬のビデオを見たり、またずっと話っぱなし。

 気づいたら、夜中の3時。

翌朝は、二日酔いもなかった。ワインとチャンポンしなかったからも有るが、手酌で、ということで、私がセーブしていたから。

 遅い朝食を食べて、駅までの道、二人で散歩がてら送ってもらった。

お正月で、一人は寂しいだろうから、と私のことを思ってくれる、かけがえのない友人。