糖化と老化

   

 朝、年に一度の検診を予約して、出かけた。

 飛び入りなので、待つのを覚悟でいたが、案外早く、番が来て、山本まで来たついでに、豊中の病院に叔母を見舞う。

  従姉妹にメールすると、ご主人の昼ご飯をテーブルに並べて、自転車で来てくれた。 従姉妹は、週に5日、叔母の病院に、コーヒーのポットを持ってやってくる。

 あいかわらず、ベッドで寝たきりの状態だけど、最近では、頭がクリアーになっている。 叔母は、呆けたら楽だけど、と言うのだが、少しは呆けていることは確か。

 私がしばらく行かないと、「アメリカに行っているのかしら、忙しいのかしら、どうしているのだろう。」と言って会いたがるらしい。

 2時間くらい、アメリカとローマでの、災難話などして、病院を出た。

 お腹が空いている。通り道にある、スシローで、お寿司を5皿とシザーサラダに、おうどんを食べたら、さすがに、お腹が苦しい。安いのは、いいけれど、食べ過ぎる。

 次に、母に会いに行く。

 まだ時間は2時をまわったところ。

 最近、母は、部屋にいる間は、補聴器をつけていない。無くす危険が多くなったからだ。

 扉を叩いても、聞こえないらしい。鍵を中からかけているので、以前なら、母は扉を開けてくれたのだけど、係の人に鍵を開けてもらわないといけなくなっている。

  母に持っていった、ケーキを食べてもらって、お三時には、部屋にお茶とお菓子を運んでもらった。

 紅葉饅頭が、今日のおやつ。

 看護師さんが、母の健康診断の結果を持って来た。

 見ると、母は、不整脈があるので、精密検査をするように、と指示されている。

 以前から、不整脈はあったのだけど、年だから、とあまり重要視されていなかった。

 血糖値も高くなっている。肝機能も少し悪くなっている。

 テレビで、老化と糖化との関係、というテーマで、医者が説明していた。

 認知症にも、なりやすいという。

  今更、母に、甘い物を制限したりするのは、酷と言うものだし、認知症にもなってしまっているけれど、ケーキを2つと紅葉饅頭を食べてもらった後に、わかった血糖値。

 

 血糖値が老化と関係しているとは知らなかった。認知症とも、なんて。

 昼ご飯に食べた、寿司とおうどん、炭水化物ばっかり。血糖値が相当上がっているはず。

 知らなかったら、同じような食べ方を続けているだろう。

 コナミに行って、せっせと水中を歩いて、帰りに、イズミ屋に寄って、お野菜をどっさり買い込んだ。

 お総菜の出来上がったのがあるので、それも買った。野菜の煮物。

 なんでも、食べ方が重要らしい。

 懐石食べがよいそう。

 突き出しから始まって、最後にご飯が出るように、野菜の煮物が良い。色物の野菜が良い。豆類、魚、お肉、最後にご飯。

 今夜は、そんな風に。

 ご飯に、麺類、パンにお好み焼き、カレーに丼、好きなものは、皆、炭水化物が主体だ。

 体内で、糖化がすごいのじゃないかしら。ということは、老化も。

 糖化、というのは、茶色に焼けている状態。ホットケーキの焼き色と同じ。

 しみ、というのは、老化の兆候なんだけど、それが糖化と同じなんですって。