ナバール広場からパンテオン、カラバッジオの教会

  

ナバーナ広場は、バロック様式の3つの噴水がある、ローマの代表的な憩いの場所になっている。古代の競技場だった。

細い道に店や,客を呼び込むレストランがあり、突然、明るい,広場が出現する。

 目に飛び込んで来たのは、素晴らしい彫刻の,見事な噴水。それがムーア人の噴水だった。

 口から水を吹きだして、四方八方から水があふれ出している。夏の暑さに涼しさを呼び込む。

 19世紀までは、ここで、馬車を走らせたり、夏は水を張って, 水遊びをしていた,庶民的な広場だ。

 三つの噴水は、

ムーア人の噴水、四大川の噴水、ネプチューンの噴水。

中央の, 4大川の噴水は、オベリスクを掲げて、一際大きな噴水。ベリーニの代表作。

 ローマ人は、水に癒され,水を愛した市民、水を利用した、様々な楽しみ方を工夫した。

 きっと夏、すごく暑かったのだろうな。

 今年の夏も,凄かったらしい。

 パリが冷夏で涼しいと聞いていたので、ヨーロッパは涼しいと思い込んでいた。

 肌を露出して、裸同然の格好をして歩いている。受付の女性は、黒髪がいつも汗で濡れていた。動き回ると、汗が噴き出るくらい。それが、随分過ごしやすくなった頃だ。

  

 ここを出て、また細い道を行くと、パンテオン広場に出る。

  パンテノン神殿の入り口と出口が綱でわけてある。中に入ると、外から見るよりも,中はとても広い。

 沢山の人が入っているのだけど、そんな感じがしない。中央に、マイクが置いてあって、これから何かあるのか、女性が出て来た。

 静かにしてください。静かにしてください。ここは、祈りの場所です。沈黙するところです。と響き渡る声する。

 すると、急に、、人人の声が静まって,一瞬静かになるのだけど、皆話し始める。

 どこからか、男の人の声で、「静かにしてください。」というアナウンスは、絶えず流れているので、賑やか。

 ラファエロの墓が、ここに移されて、パンテオンに眠っている。 37才で亡くなたラファエロが、生前、ここに埋葬するように、言い残し、墓には、ロレンチェットに、聖母子像を依頼したという。

ミケランジェロが、天使の設計と絶賛した、神殿で、118年に建立された。

ラファエロの墓

 パンテオンを出て、トレビの泉のほうに歩く。いくつもの教会がある。

 カラバッジオの絵画が納められちえるのは、サン、ルイージ、デイ、フランチェージ教会。カラバッジオの絵画は、ここの守護聖人、サン、ルイ。第七回十字軍を指揮した,ルイ9世を奉っているので、「聖マタイと天使」「聖マタイの召し出し」「聖マタイの殉教」の三部作。素晴らしい絵画だ。光がついたり、暗くなったり。

 見に来た人達は、そこをなかなか立ち去りがたく、食い入るようにして、見つめている。

カメラを写すと、光で、うまうく映らないのが、残念。

 私は,カラバッジオの絵画が好きなので、ローマに来ての収穫は充分あった。

、これだけで、帰っても良いくらい、とは思う物の、欲張りだから、もう、どこの教会も

 入っては、荘厳さ、雄大さ,,美しさに驚きだ。