昨日は、京都の大谷御霊に参ってから、天王寺の一心寺に。お参りに明け暮れた。
お盆だ、とは知っていたのに、お参りの事をすっかり忘れていた。
弟の家にある仏壇には、母を連れて参っていた。
この猛暑の中、母をお墓参りに連れ出すのは無理だろう、と仏壇でもお参りで、一応すませたつもりになっていたけれど、16日の朝、早く起きたので、「そうだ、お墓参りに母を」と施設に電話してみたら、お風呂に入る所だと言われた。
そこで、京都の西本願寺、大谷御霊のお参りと、一心寺へのお参りしなければならないことを思い出した。
大谷さんには、分骨しているが、父の御骨は、まだ収めていないので、弟の家に持って行ってある。
なので、仏壇参りでも、良いと言えば良いのだけど、母達が習慣でやってきたことを、その後私が勝手に行くようになって。
一心寺には、母の両親、母の弟の尾骨で仏像が出来ている。
京都の大谷さんへは、阪急とバスで、大谷さんから、一心寺には、京阪電車と地下鉄で。 大谷さんには、何度も来てつけど、そのそばにある、うどん屋に入るのは初めて。
父母がお参りしていた頃、「すぐそばにあるおうどん屋さん、美味しかったわ。」と聞いていた。
外で、列んで待っている人がいるので、私は入ったことなかったけれど、お腹も空いているし、大阪に行くまで我慢出来ないから、と入ってみた。
「相席になりますが。」と言われて、一杯の人。外から見るよりも、広い。
ほとんどの人は、冷たいおうどんか、お蕎麦を注文している。
私は、暑いけど、きつねうどんを注文した。うどんの味を見るには、けつねうどん や。
冷たいのが美味しそうだ。丼があるのに気づかなかった。きつね丼も美味しそう。
まわりをきょろきょろしながら、待ってると、向かいの女性の所に、ひやしうどんが来た。
やっぱり。うどんのうえに、かき氷が乗って、いかにも涼しげ。
つるつると美味しそうに、おちょぼぐちでたべてはる。
やがて、私のきつねうんどんがやってきた。
つゆは、黒い目で、おあげさんが刻み。刻みのきつねは、好きじゃない。味がないもの。でも、ここは違った。甘くたきあげたのを、刻んであって、青ネギがたっぷりかけているので、その相性がとても良い。
暑いけれど、おつゆが美味しくて、全部飲んでしまいたいくらいだけど、塩分考えて、少し残した。
こんな美味しいもの、今まで、通り過ぎていたなんて、ああ、勿体ない。
これからは、ここがきまりの京うどん。
京阪電車は、阪急よりも車両が良い。贅沢な内装で、まるで、ヨーロッパのTGVなみ。優先座席などは、ファーストと一緒だ。
滅多に乗ることないけど、京阪沿線は、近鉄ともドッキングしているし、宇治や、伏見、昔の風情を残した街を車掌から見ながら、のんびりしてのどかだ。
天満橋で降りて、地下鉄谷町線に乗り換えて、四天王寺夕陽丘で、降りる。
もうほとんどお参りする人もなくて、いつも買う花屋の出店はなかった。
いつも通り、せがきを書いて、拝んでもらうのに、1000円渡した。母へのお土産になる、落雁が二つ入った箱をもらった。
以前は、これくらいのことで、そう疲れないのに、結構きついなあ、と思うようになっている。きついと思ったのは、梅田にでて、それから20分以上歩いて、新梅田シティーにある、映画館まで歩き出した時。
暑いので、水を買いたくなって、100円と書いている自動販売機に、500円入れたら、おつりが200円しか出てこない。がちゃがちゃやっていると、隣の販売機で買った人が、「電話しはったら?そんなに遠くではないでしょ。管理会社は。」と
電話ボックス探して、ないので、無料電話でも、携帯でかけられるだろうか、と試したら、電話が通じた。
「何番と書いてますか?」と聞かれて、大分移動しているので、「待ってください。見に行きます。」と言って、走らねばならなかった。
「販売機まで来て、番号を言うと、「そこで待ってられますか。5分ほどで係のものが行きます。」というので、「はいはい、待ってます。」水を飲んで、本を読みながら待っていると、係の人が歩いてやってきた。
それで、200円返してもらえた。もういいか、とあきらめかけていたのだけど。
待てばカイロのひよりかな
やっとこ、シネリーブスに着いたら、夕方の6時半から。間に、以前に見た「クレージーホース」を上映している。
もうこんなに、疲れているのだもの、帰ろう。
と、阪急まで歩いて、それから、また、うらめしく、梅田テアトルまで歩いて。
「家族の国」がこれから見られる。その後、6時55分からは、「ムッシューバザール」
帰ったのは、夜の10時半だった。映画の話は別便で。
そして、今朝、母をお墓参りに。車はクーラー利かないほど暑くて。母の顔は、紅潮して、暑い。お墓では、顔から滝のように汗が噴き出して、大丈夫かと心配した。
朝、10時にでて、帰って来たのは、午後の2時半。帰り道「さそすし半」で、お寿司のセットを食べた。
母は、一生懸命食べていた。お寿司2個は私が助け船を出したけど、寿司6個、茶碗蒸しと赤だしは残さず。デザートに注文した、抹茶クリームとあずきと白玉も、残さなかった。
母は帰りたいと言わなくて、ドライブを楽しんでいたように思う。夏だからかもしれない。秋冬は、母の心に、陰気雲がさすのかもしれない。
私は、久しぶりに、充実感を味わった。
お寺参りに、お墓参り。母の為に、母の機嫌が上々である故に。