上野公園「ベルリン美術館展」

   

 東京から、帰りの日、飛行機の時間は3時なので、上野の国立美術館で開催中の「ベルリン美術館展」で、フェルメールの「真珠の首飾りの少女」を観に行った。

 東京都美術館でも、「青いターバンの少女」のポスターがあった。国立美術館で、

これから先の巡回を聞くと、福岡だと言われた。

 京都に来ないのなら、観ておこう。 待ち人なくて、空いて居た。入場料の1500円は、 私としては奮発だけど、暑い中、せっかく来たのだもの。

ベルリンに、見に行けるかもわからないから。

 館内は、比較的空いて居たので、「真珠の首飾りの少女」の前に立ち、充分鑑賞させてもらった。

 さすがに、東京、常設展が充実していて、授玉の作品が沢山ある。川崎製鉄の、松方コレクション。

 海外で観たのと、同じ作品も。

 彫刻も多いけれど、全部は見られなかった。

出来たら、東京都の美術館で、もう一枚の、フェルメールを観ておこうと気が焦って。

フジタの素晴らしい作品

 歩いて、5分、美術館に着くと、待ち時間が15分、無理そう。

 受付で、次の巡回先は神戸だと聞いて、じゃ、行けるなあ。

 産経新聞社主催の「書道展」が開催中なので、時間まで。

 総理大臣賞とか、都知事賞だとか、産経新聞社賞、だとか、力作がずらっと展示されている。随分沢山あって、その中に、片岡鶴太郎(笑)、佐久間良子(月)、コシノヒロコ、の3人の特別展示の作品があった。

  上野公園駅の前で、反原発の署名を求められて、サインした。

 金曜日の脱原発デモに、私も行くつもりだったけど、何故か中止になっていた。

 カンパをしてほしいと言われて、わずかだけど、1000円。

 彼らは広島の8月7日のデモに参加する予定だという。

 その後、土曜のテレビ「激論」に、官邸前のデモをしかけた、人達が出演していた。

 最前列の女性は、リーダー的な存在らしく、鳩山さんが官邸前デモにいたときにも、横にいた女性だ。

 ノースリーブの両腕に、大きな竜の入れ墨をしている。ファッションなのだろうが。

 田原さんに、「何故、地方に行かないのか?」と聞かれて、「お金がないからだ。官邸前なら、交通費が出せるけれど、地方までは。」と言っていた。

 上野公園で、彼らは、交通費の為に、カンパを募っていたのだろう。

 官邸前デモに、参加して、演説していた、瀬戸内寂聴さんが、「政治家はわからないのです。お金持ちは、貧しい人間のことがわからないのです。」と言っていた。

 

 帰りの飛行機の中に、自民党の世耕議員が乗ってきて、ファーストに座った。続いて、民主党の石井一議員が入って来て、ファースト席に座った。

石井議員、秘書が迎えて

 私に席は、ファーストのすぐ後ろだったので、アテンダントが愛想よく対応している姿も良く見えた。

当然の特権だといわんばかり。むむっとして、席を立って言いたいことが、とも。

 「あなたがた、せめて、エコノミーの席に座って、隣の人の意見でも伺えば?」

 確かにそう。彼らは全くわかってない。わかろうともしない。民衆の「生活を守る」なことなど。