歌舞伎がはねて

       

 歌舞伎がはねて、出口では、名残おしく、記念写真を撮っている人が、沢山いる。出口で、救急車が待しているので、誰か急病が出たのだろうか。

 「猿翁さんではないでしょうか。」と心配そうな声が聞こえた。

 波野さん

 

 ホテルへの帰り道、お腹が空いて、お寿司をもう一度、とも思ったけれど、途中に、サ海鮮サラダの写真を載せているカフェがあって、ワッフルの店のようだけど、女性がやっているので、入ってみた。

 10時までで、メニューは限られます、と言われて、「海鮮サラダは?」と聞くと、それはオーケー。飲み物に、白ワインを頼んだ。

 白ワインは、単品では680円、セットになると500円。小さなグラスではなくて、250㏄のボトルなので、飲み応えがある。

 それだけだと思っていたのに、ワッフルがついていた。ワッフルは、メープルをつけて、食べる。ワインにはあわないなあ、と思いながらも、喜んで。だって、私はワッフルが大好きなんだもの。

 神戸の、パルモアに通っていた頃、近くの喫茶店で、ワッフルをよく食べた。たっぷりと、メープルシロップをかけると、ワッフル模様の間に、染みこんで、苦いコーヒーとマッチして美味しい。

 

 9時半に、ラストオーダーに来た時に、コーヒーを頼めば良かったかな、とも思ったが、 今からでは、寝るまで時間がないので、寝付けない嫌だ。

  たっぷりのサラダ、海鮮は、エビだけだったけど、美味しかった。白ワインも。

 ワッフルでお腹も大きくなった。

 毎晩食べている、ヨーグルトをコンビニで買って、ついでに、ビールを一本と大瓶の水を。

 ホテルの部屋は、レディース専用の12階。100円だけ、料金が上がる。他の女性が、別のフロワーで降りる。レディースでなくても良かった。

部屋は狭いけれど、朝食無料だし、新しいから、気持ち良い。部屋に入ってから、カードの差し込みで電源が入るので、部屋全体がむっと暑い。

 冷房が効いて、やっとシャワーを浴びる気になった。空気清浄機もある。

 体中がほてって、暑い。冷房をかけて、一旦は寝たけれど、途中何度も起きた。

 タイマーで冷房が切れてしまうと、暑くなる。

ホテル 

 翌朝、朝食を食べに行くと、随分沢山、泊まり客があるのだということがわかった。

 朝食場は、結構広くて、たち替わり、人で一杯。

 サラダと、バナナ、コーヒーにパンか、おにぎり、程度の簡単なもの。外人客も多くて、お皿に一杯のパンを載せている。クロワッサンや、ブドウパンなど、焼きたてで美味しい。 人の食べ方をみていると、面白い。

 私はパン2個と、サラダを入れてから、おにぎりに気づいて、一個取ってしまった。

 隣のテーブルは、山形から来た4人組で、遅れてやってきた、若い女性が、バナナ一切れ、と小さなパン一個だけなので、他の人達が、「それだけ?」と。

 向かいの、やはり若い女性は、後で運ばれてた、バナナとグレープフルーツを盛り上げて、サラダ少しと、パン一個にオレンジジュース。

 私もああいう風にすれば良かった。4人が出て行って、隣に女性が座った。

彼女は、随分太っている。

 パンを4,5個と、おにぎりを乗せている。私とあまりかわらんじゃん。

 肥えるの気にしながら、食べる量が多いことに反省。スマートな人は食べていないことが一目瞭然。

 私のお皿に乗せた、おにぎり、食べるのをよすかと思ったけど、取ってしまったものを、戻すことも出来ないし、持って行くのも気が引けて、口に中に収めてしまった。

 これで、何グラム?また増える。卑しいの、なんとかしなくちゃ。