小沢新党の船出

 

    

  小沢新党が船出した。

小沢さんが、政権交代へと導いた、民主党を離党するようになるとは、ご本人事態、考えても見なかったことで、ほとんど選挙基盤の薄い、一年生議員と共に、この船出は厳しい物になるかもしれないけれど、民主党の原点に立ち戻って、もういちど、こぎ出そうとしている船の後押しをする人達が、これから増えて行くだろう。

現に、小沢さんが言うように、支援したいという献金の申し出があり、この党から、選挙に出たいという若者の声も多数出ている。

 

 橋下さんとは、地方分権、国の統治機構を変える、という点においては、志を同じくするが、維新の松井知事も言っているように、根本の理念が大きく違ってる。

 小沢さんは、自民党政治の単独政権を打破し、二大政権を造りあげることで、国民の為の民主政治を実現しようとこれまで歩んで来た。

  民主党が政権を取り、予算の組み替えを根本的に見なおし、優先順位を決めて、無駄をなくせば、今までのかかったお金の3分の一で、今まで以上の価値として生きてくる、と、去年の党首選でも訴えていたし、いつもそのことを言い続けている。

  国会付きの記者達が、小沢さんを嫌うのは、シロアリそのもので、お金をもらい、服を新調してもらい、都合の良いように、権力の片棒を担いでいるからだ。

 田崎さんという、国会付きの記者で、コメンテーターとして、テレビに良く出て、小沢バッシングをやっている人が、先日、ぽろりと、「小沢さんはけちだから。」と。

 新党立ち上げに、小沢さんが、「憲法会館」を使ったことでの発言。無料の憲法会館を選んだことで。

  小沢さんは、お金がないから、というのだが、ついこの前までは、4億円もの多額のお金の出所は?と追求していた。

 人間、どこかで、ぼろを出すものだ。

 橋下さんの発言を聞いていても、都合によって、リップサービスなのかは知らないが、 昨日言っていた事と、ころっとかわったりしている。

 この人は、信用出来ないのではないか、と思う人が増えているのではないだろうか。

橋下さんと、タグを組んでいる、松井知事は、警察官だった人で、警察官僚がバックにいて、自民党議員。ばりばりの右派だ。戦前の特高警察を再現させるかもしれないとの恐れを抱いてもおかしくない。維新の会と橋下さんのやり方に、ファシズムの台頭を懸念する声が、聞かれるが、石原都知事を含めて、右派連合の声が上がってくれば、その危険性は高まるだろう。

 決められる政治、決断出来る政治が、民主主義とは違うのだ。そこを誤解してはいけない、だまされてはいけない。独裁政権に向かっている。

 小沢さんが、民主党を出て、新党を結成したことは、独裁を食い止めるためにも、良かったと思う。

 民主党の中にいて、身動き出来ない、座敷楼に閉じ込められていたようなもの。

 これから、発言する場も多くなる。小沢新党の仲間達の発言も、聞かれるようになる。

 松崎さんは、副幹事長として、小沢さんを代弁する形で、テレビで発言している。

  参議院の、森さんは、「検察の罠」という本を出して、5万部のベストセラー。

  テレビや新聞がどうあれ、真実は、あらゆる機会を通じて、国民に届けられる、その機会は、民主党を飛び出さねば、得られない。