泳ぐべきか、歩くべきか

    

 久しぶりに、プールで泳いだ。

 ちんたら、歩いているだけでは、身体が冷えて、逆効果ではないか、と

 思えた。

 いつも出会う女性は、プールで泳いだ後、バラ色に染まった、血色の良い

 顔をしている。

  それに、スマートで、スタイルが良い。洋服の趣味が、素敵で、よく似合う。

 「 歩いているだけでは、暖まりませんでしょ。相当、頑張られないと。」

そう言われて、再び、泳いで見る気になった。

泳ぎをやめていた理由は、プールの塩素だった。

  鼻炎になって、だらだらと鼻水が出る。目に水が混入すると、充血する。

 「口で息して、鼻から息を出すでしょ。鼻には入らないですよ。」

 そうか、そうすれば入らないはずだ。口から空気を吸い込んで、口から出していた

から。それを試して見ることにして、新しいゴーグルと耳栓を買った。

 ゴーグルは、軽くて、ぴったりはまるもので、目に入らなかった。

 久しく泳いでいないので、700メートルがやっと。

 泳いでから、少しプールで歩いてみる。

 身体がすいすいと進む。水の抵抗感がない。泳ぐと、身体が温かくなった。

  顔にぶつが出来ている。顔がひりひりする。鼻声になって、くしゃみの連続。

 でも、運動したー、という気持ちの良い疲労感がある。

  以前は、顔に、それほど影響がなかったのだが、皮膚が弱くなっているのだろうか。  皮膚はぶつと赤くなって、化粧水が染みる。

 プールの塩素は、相当きつい。髪の毛が赤くなるのは、塩素ブリーチのせいだ。

 ばい菌を繁殖させないために、塩素が必要なのだろうけど、身体を漂白しているのと一緒だから、皮膚に良いわけがない。

 

  良い面あれば、必ず欠点もついている。プラスとマイナス。

  

  To be or not to be .That is a question