アンティークの世界

 

    

  友人のブログを見ると、私のとは別世界。美的感覚に彩られている。

 北野坂の優雅な館だとか、一風変わった、あやしげな芸術家の家でのパーティーなど、 美しい暮らしを享受している人達を垣間見させてもらえる。

  刺繍作家のお母様と、人形作家の娘さんが住んでおられる、アンティークな感覚のおヨーロッパ調のお部屋、そういうところに住んでいる人達のブログを読ませていただいたら、詩的で、美しい物、美しい言葉で、上品に綴られている。

  昨夜、遅くまで久しぶりにかかってきた友人からの電話で、孫の世話話を聞いていた。

 彼女だって、美しいものが好きで、個性的な趣味の持ち主で、色合わせ好きだから、カラーコーディネーターになりたいのだけど、ご主人が職業を持つことを赦してくれない。、裕福な暮らしで、お料理は上手で、ご主人の為にすごくつくしていて、職業婦人の娘さんのtだすけをして、まだ小さいお孫さんの、世話に明け暮れている。

 最近、血圧が高くて、薬に頼るようになったというから、きっとハラハラ、ドキドキがいけないのだろう。預かり物、という気持ちがあって、責任を感じているから、特に。

  子供の手が離れても、その子供の孫の世話。幸せなんだけれど、きっと憧れた

 別の生き方もあったに違いない。熱くて、情熱的な人だから。

  私は、自分の心に問いかける。あなたは、一体何がしたいの?

  私の知らない、私の欲望。私の狂気。

  自由で良いね、と言われるが、自由な人っているのだろうか

  私は、いつもなにかに、どこかに、だれかに、囚われている。