クレディ、リオーネ銀行

 

 クレディ、リオーネ銀行の、オペラ支店には、日本語のわかるスタッフが大勢

いる。

日本人のクライアントも多い。学生が、口座を開く。主婦でも、観光客でも、

誰でも。

非居住者全員に、銀行から、送られた書類を、私は読むのが面倒くさくて、

ほったまま。大体のことはわかってやけど、持ってくれば、解決が簡単だか

ら。

ここでは、日本語に翻訳した物を作っていたらしいが、私はイタリア通りとの

取引を、この支店に変えてもらっているだけなので、フランス語でしか来な

い。

代替の係の人とのやりとりだけど、ちゃんと応対してもらって、今、使えるb

お金は440ユーロになっていた。

去年、使いすぎた。ばんばん買い物して、スーツケースが大きいので、入れら

れるだけ、買ってしまった。

お金が乏しくなると、意気消沈して、こんな最終バーゲンの時なのに、もうk

買う気がしなくなる。

なので、あのスーツケースを持ち帰り、と考えるようになる」。

定期から1000ユーロ振り替えてもらって、当座の心配はなくなった。

クレジットの切り替えとか、勝手に引かれるお金を準備しておかねば。

店の人と不動産の話になった。

銀行に入れているお金は、不動産の買いたくて、頭金にいれたもの。その後

も、フランが32円の時に、追加で入れたものとの合算。そのうち使っていくば

かりだから、無くなっていく。

パリの不動産は全然値段が下がらないそうだ。

フランス人や、日本人、は、学生に貸すために、小さなスタジオを投資で買っ

ているそう。600ユーロ、400ユーロくらいで貸す小さな部屋が、良く売れるそ

う。

20平米くらいのもので、140000ユーロくらいする。それに、公証人の費用な

どが別にかかるので、結構高い。

金利が少なくなって、そういう形で預金代わりにする人が多いのだそう。

逆に、大きい物は売れない。小さなものは、値段が上がり、大きい物は安くな

る。

パリも、ここ2年ほど、不景気が続き、物価が上がっていくばかり。

こうしてみると、日本も、デフレから、インフレへの懸念をしておかねば

ならないだろう。

現に、電気代が上がる。石油が高くなれば、全製品に及ぶ。税金をあげようと

政府は不退転の決意。

円高は、このまま続かないだろう。真逆になる日も。

持てるものは持ち、持たざるものは、さらに。

フランスは、なんといっても強い国。

今までの歴史が証明している。これからも。

財宝の数々、建物の堅固さ、豊かな土地。

子供がどんどん増えても大丈夫。

社会保障の充実した国だから、貯金はいらない。

イギリスと比べたら、フランスは、生活には一見

無駄なことにお金が通しされてきた。

町は美しく、豪華絢爛。喜びの為の投資が大きい。

イギリスの町は、美しさはない。だから、ガーデンに力を入れている。

ユダヤ人地域にお花なんて、ほとんど見られない。お金を使わない。