午前中に、ナショナルギャラリーへ。

 

12時まで延長出来るので、二ポンド追加して頼んだ。カードに、時間の延長を入

れてくれる。

寝むれなかったので、部屋でゆっくり寝ていようかと思ったが、寝れそうもな

いので、起き出して、シャワーを浴び、12時までに帰って来るつもりで、出

かけた。

オックスフォードの通りに出て、昨日のシアターのあたりを歩いて、ピカデリ

ーから、ナショナルギャラリーに行くつもりで。

朝食を食べていないので、お腹は空いている。

フリーのコーヒーの店

フリーのコーヒーはいかがですか、とコップを指し出され、いらないと答えた

ものの、後に来た人がもらっているので、私も。

コーヒー無料で、他の物を買ってもらうのが目的だろう。私はクロワッサンを

一つ買った。

後で来た女性は、何も入らないと言って、コーヒーだけもらって

いた。そういうことも出来るのだ。

クロワッサンは、1ポンド50。その店で焼いている。すごく美味しい。

イギリスで、パリ以上のクロワッサン。この店のものは、皆美味しいのだろ

う。コーヒーも温かくて、寒いので、有り難かった。

その当たりを進んで行くと、ピカデリーに出るはず。案内があって、見ると、

ナショナルギャラリーへは、斜めに別方向になっていて、わかりやすい道。

歩いていると、ソーフォーに。

車の通らない通りに、果物や野菜、パンの屋台

の準備中。

ここがソーフォーなの?その細い通りには、いかがわしい店が向か

いあわせに並んでいる。

その通りを抜け、まっすぐに歩いていくと、ピカデリーのミュージカル劇場が

ある場所に出た。レ、ミゼラブルの劇場のある通りに。懐かしいなあ。嬉しくな

って。

さらにまっすぐ歩いて行く。途中でこのままで良いのか不安になって、ある劇

場の前にいる人に尋ねた。すぐ近くだった。

美術館らしい建物が見えた。建物の裏側だった。中庭を周り道にして、沢山の人が待ってい

る。

まだ開館していないのかしら。

ではない。レオナルド、ダ、ヴィンチの特別チケットを買うために並んで

いるのだった。

パリでも、グランパレで特別展があると、二時間待ちなんて、当たり前にな

ることがある。

今日、出発するのが残念だ。知っていたら、昨日、大英に行かずに、ここで並

んでいただろう。

ギャラリーの常設は空いていた。

1時間しかないので、見たいものだけにしよ

うと思っていたらら、奥に、フェルメールらしき絵が見えた。やはりそう。

フェルメールの作品は2点あった。ピアノの前に座っている、少女の絵。こち

らを向いている顔がとても可愛い。

チェロがあり、ピアノの上に風景画が置かれてる。この絵が好き。レンブラン

トの絵画は、このギャラリーが充実しているように思われる。良い作品ばか

り。

イギリスはターナーの絵を見なくちゃ。

ざっとだけど、好きなものはばっちり。私も充実。

来た道を歩いて。

中華街は正月の飾りで華やか。このすぐ近くに、美味しい中

華料理の店がある。食事していられない。帰らないといけない。

元来た道を歩いて帰ると、まだ

11時半だった。もう30分居られた。最近は、早めに、早めに、という意識

が働いて、性格が変わっている。ぎりぎりで平気だったのが、今では恐ろし

い。よくまあ、と心臓がドキドキで痛い。

ゆっくりが良いわ。あせるのは、心臓に悪い。

部屋に入って、トイレに行き、階下には15分前に降りて、鍵を返した。

ソファーは、他の人が占領していたけど、奥の方に座らせてもらって、コンピ

ューターを使う。