フィシュ、アンド、チップスを食べました

 

博物館を出ると外はもう真っ暗だった。覚えていたはずの道がわからない。

迷えば、地下鉄かバスに乗ればいいや。

歩いて、ピカデリーあたりに行くはずだった。結構足に来ている。

ブーツは、運動靴よりも疲れる。

歩いていると、オクトーバーに来る時にあった、公園に出た。

バージニアウルフの写真がパネルになっていて、この公園は、

彼女の憩いの場所だったのだろう。

だとしたら、帰り道を行けば、良い。このあたりの案内が、所々にある。

コベントには、13分、オックスフォードサーカスに10分、と書いているの

で、オックスフォードに。帰りが楽だろうから。

お腹が少し空いてきた。店を見ながら、歩く。歩きたくないので、帰ろうかと

も思うが、まだ時間が早いので、勿体ない

オックスフォードサーカスに着くと、地下鉄の入り口で、沢山人の顔が見え

た。何しているの?そんなに混んで入れないの?と不思議。

入り口が開くのを待っている人達だった。すばらくすると、人人は、地下の中

に流れ込んで行った。

イギリス人は、じっと並んで待つのが好きな国民だというが、地下鉄が開くの

を待っているのを見るのは初めて。

オックスフォードから、下に降りていくと、ピカデリーサーカスに行く。

でももう足が、行かないでくれと言ってる。

途中で、横に入り、どこかのパブに入ろうかと探す。

ピカデリーの中華料理の店に行くのは諦めて。あそこは美味しいのだよ。

ユースへの帰り道がわかるように、あまり離れないように、ぶらつく。

すると、オックスフォードで、劇場があり、子供達が並んでいた。

オズの魔法使い。ミュウジカルだ。

ロンドンのミュウジカルがみたいと思ってたので、当日チケットのブースンに

行き、割引きチケットはあるのか、何時からなのか、と聞いた。

私の時計は、7時15分前だ。割引きは、朝の10時からの発売で、それはな

いが、一階で端の方をさして、25ポンドだと言われた。25ポンドは最低価

額。

それを買って、近くで食事するところを探す。

フィッシュ、とチップ、イギリスの定番が食べたい。小さな店から、女の子達

が出て来たので、美味しいかもと、入る。

本日のスペシャルに、フィシュアンドチップスが書いてある。

それと飲み物にワインを一杯頼んだ。

サンドイッチがメインの店で、隣に座った、常連風の男の人は、トマトスープ

とサンドを頼んでいた。

イタリア人の経営で、家族でやっている。

この店のフィシュ、アンド、チップス。今までで、一番美味しい。

脂っこくなくて、衣が堅くて、中の魚が新鮮で。

サラダとチップスがついて、どれも美味しい。

全部、残すことなく食べられた。

だいたい、この料理は、美味しくない所にあたったケースが多い。べたべたし

ていたり、油がしつこくて、半分残すのだけど。

ワインの美味しかった。

当たりだ。でも生ビールがないのがね。パブで生ビールと、フィシュ。これで

え決まりなんだけどね。