グローバル化を生きる術

  

 

 アメリカでは、転職をしなければ、給料は上がらない。息子が今の会社に入ったのは、 未経験というステータスだったので、給料は安かった。それから異例の、アップをしてもらったようだが、会社から、仕事のノウハウを学んだわけで、いくら仕事が出来るようになっても、会社としては、給料を上げないのが通常。

 アメリカでは、能力主義なので、転職によって、ステイタスを上げていく。

 アメリカでは、チャレンジする精神がなければ、取り残され、敗者にならざるを得ない。 

  日本のように、温情主義や、馴れ合い、年功序列というのはない。

ビジネスはビジネス、自分をいかに評価してもらえるのか、自己の過大評価を、相手に認めさせ、その自分の姿を目標にして、行動と実績で示すことで、証明する。

 

  偏狭な人から見れば、鈍感で厚かましい、くらいで丁度良いのだ。人間、やれることしかやれないのだから、あとの評価は他人にまかせれば良い、という開き直りが必要だ。

 

 給料は安くても、気楽に過ごせれば良い、というのであれば、それはそれで生きていける。誰も、なんとも言わないし、自由の国なのだから。

 

  海外に出たがらない、日本の若い人達は、気楽にしていたいわけで、日本の中でも、しんどい仕事はいやで、知らない人間と渡り合う勇気なんかなくて、目標は持たずに、

 現状維持を続けているのではないだろうか。とりあえず、好きな事やって。

 日本では、海外経験のある人を雇いたがっている。即戦術として、グローバル化に備えて、働いてもらえるからだ。

 挑戦する人でなければ、これから先は、日本でも、取り残されていくだろう。

 大阪の、橋下市長は、13人の区長を募集しているが、論文審査で、誰でも応募できる。 任期は4年しかないので、その後は失職ということになるが、そういう仕事について、実績を上げれば、別の場所で、より高い給料で働くことが出来る。

 履歴に書ける事の強みが、更なる地位へのステップアップになる。

 まさに、アメリカ的な、実力至上主義の導入が、大阪から発信される。